「北風ママと太陽ママ」から学ぶ。

 

「北風ママと太陽ママ」という話があり
ます。

あきびんご(村上潔)さんが言っていま
した。

母親は「北風ママ」と「太陽ママ」に
分けることができて、もちろんどんな
子どもだって、北風ママよりも太陽ママ
の方が好き。

太陽ママは「子どもはこうすれば自分か
らやるだろう」と考えられる賢いママ。

北風ママは力づくでやらせる方法しか
知らない、残念ながら知恵のないママ。

この世に生まれてきたばかりの子供に
とって、親が太陽か北風かは運・不運。

それが母親の心がけ次第で決まって
しまう。

北風ママは子どもの立場や気持ちを考
えるゆとりや知恵がありません。

「ダメ!」「早く!」「ああしなさい
!こうしなさい!」そして、「勉強し
なさい!」。

しなかったら、「何度言ったらわかる
の?」と母ゴンがパワーアップする。

子どもはしぶしぶやるふりをする。

すると北風ママは「この子は何度も口
をすっぱくして言わないとやらない子
だ」と思い込んでしまう。

子どもは、「何だ!そろそろやろうか
と思っていたのに!ちぇっ、今の一言
でやる気がなくなっちゃったよ」と
思ってしまう。

まぁ、母親だってダンナに「おい!今
晩の晩飯は何だ!ろくなもん作れねえ
な。こんなん、食えるか!韓ドラばっ
か見やがって、ちゃんと料理の勉強で
もしたらどうだ!」と言われたら、
「わかってるわよ、そんなの!うるさ
いわね。うまくやろうとしてもできな
いんじゃないの。そんなに言うんなら
、あんたが作ってみりゃあいいのよ!
何よ!自分は長イスで鼻ほじくってテ
レビ見てるだけじゃないの!」と言い
たくなるものです。

もし子どもが「そんなに言うのなら、
ママが自分で勉強すれば・・・」とで
も言おうものなら、どんでもない災難
がふりかかってきます。

北風ママは「何よ、その言い方!勉強
はあなたの仕事でしょ!ママの仕事は
家事で、ちゃんとやっているじゃない
の。みんな好きで仕事やってるんじゃ
ないのよ。あなたのことを思うから
言っているのに、そもそも・・・」と
母ゴンの小言はまだ続く。

北風ママは自分が言ったことで子ども
を勉強嫌いにしたとは気づきません。

最初はどの親も北風ママで失敗するの
です。

ところがそういう失敗の中から、「子
どもは言えば言うほどむしろやる気が
なくなってしまう。だったら言わない
方がまだいい」と気づく賢い母親と、
相変わらず気づかない母ゴンに分かれ
てきます。

賢い親は失敗するごとに自分のやり方
を反省し、少しずつ太陽ママに育って
いきます。

そうでない親はいつまでも北風ママの
まま。

叱ったり命令したりするのが親の仕事
ではありません。

まぁ、自分からできるように育てるの
が親の仕事ってワケです。

ワタクシが思うに、ちょっと言葉を変
えてみてはどうでしょう。

例えば、「勉強しなさい」の代わりに
「やることはちゃんとやったのかい?
」って。

 

ブログ一覧