肉眼で見る限界の大きさは1/10㎜。

2/10㎜のクマムシ

 

初めての患者さんにブラッシングしても
らうと、たいてい出血します。

その赤いのは赤血球や白血球で、赤血球
の大きさは7~8/1000㎜。

だから実際、赤血球1コは目では見えま
せん。
あれはカタマリを見ているだけ。

1つ1つを100コ1列に並べてやっと
1㎜です。

ヒトが見ることのできるいちばん小さい
モノは、大きさにして約1/10㎜。

机の上を這っているとても小さな虫でも
たいていは1㎜を超えます。

まぁ、目に見えない昆虫というのは実は
いません。

昆虫ならいくら小さくても1/10㎜よりフ
ツーは大きい。

というのも、昆虫もまた細胞でできてい
るので、昆虫だからといって細胞の大き
さは特に小さくならないから。

一辺が10/1000㎜の長さの立方体を1000
コ集めると、一辺が1/10㎜の立方体にな
ります。

これなら、肉眼でやっと見えます。

でも、1匹の点ほどの大きさの昆虫でも
昆虫である以上、頭や足があって、エサ
をとり、動き回って子供を産む。

それならヒフもいるし、筋肉も、それを
動かす神経もいる。

そういったものは全てヒフ細胞、筋肉
細胞、神経細胞。

そう考えたら、いくら小さい虫でも細胞
の大きさよりはずっと大きくなければな
りません。

赤血球もひとつの細胞なのですが、赤血
球が20個ぐらい1列に並んだら、クマム
シのサイズになるのデス。

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