人間の家に馬・牛・犬がきて家畜になった話。

 

イソップ物語デス。

イソップ物語は、神様が人間を創られた
時から始まります。
神様が人間を創られた時、人間の寿命は
もっと短いものでした。
それが長くなったのにはワケがあります。
ある冬にモウレツな寒波がきて、動物た
ちは飢えと寒さで死にそうでした。
一方、人間は家を建てて食物を蓄え、火
を燃やして暖かく暮らしていました。

ある時、馬がやってきて、「家に入れて
下さい。寒くて死にそうです」と頼みま
した。
人間は頭を働かせて、「その代わりに君
の寿命を少し分けて下さい」と取り引き
して馬を家に入れました。

次に牛が、その次に犬がやってきて、
馬と同様に少しの寿命と交換で助けて
もらいました。

馬・イヌ・ウシが次々とやって来た

その結果どうなったと思いますか?
馬も牛も犬も人間の家での楽な暮らしか
ら離れられず、家畜になりました。
そして人間は、思惑通り寿命が長くなっ
たのデス。

ところが神様からいただいた寿命の間
(子供の頃)は、無邪気で素直でイイの
ですが、馬からの寿命になると、馬力は
あっても高慢でいばり屋になり、次に牛
の寿命になると自分は働かずに口先で命
令する怠け者になり、最後の犬の寿命に
なると、自分によくする人にはしっぽを
振り、そうでない人には怒りっぽくて、
すぐ噛みつくようになるのです。

高慢・威張り屋・怠け者・ゴマすり・噛み付き

ちょっとクセのある大人のこと、老人の
ことを考えてみると、ホント、イソップ
の言うとおりだなぁと思いました。

馬や牛や犬になりたくないワレワレは、
神様から寿命をいただいた子どもたちか
ら学ばなければなりません。

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