比較解剖学者のポルトマンという人が言って
た話です。
彼は動物の形をゲシュタルト(姿)とフォル
ム(形)に分け、「外から見た姿はずいぶん
違うようだが、中の形は似ているよ」という
ことに気づきました。
例えばカブトムシの角。
メスのカブトムシは立派な角のオスを選ぶ
ようです。
角が何かの役に立つかどうかはメスに聞いて
みないとわかりませんが、メスはそれがイイ
と言っている。
それが重要らしいのです。
外から見える姿が大切。
「パッ」と見て、足が長くて背が高くてイケ
メンで、顔が小さい若い男の子。
これも一つの才能。
姿が大切です。
性が関わってくると子孫の数に直接エイキョ
ウしますから。
だから姿は、お相手に気に入られるように
急速に変わる。
ところが肝臓や腎臓のように目に直接触れ
ないものは、キノウ優先。
姿なんかどうでもよい。
まぁ、見えないものは経済的にキノウしてく
れればいいワケで、極端に言えば、とにかく
働いてくれさえすればいいのデス。
まぁ、そんな話。