ルビコン川は渡らない。

イタリアのルビコン川

 

古代ローマ時代に、イタリアとガリア
地方付近(北イタリア・フランス・ベル
ギー)の境にルビコン川という長さ2,30
キロくらいの小さな川がありました。

そして、その川を渡って軍隊を連れて
侵入してはならないという掟がありま
した。

渡った先にはローマがあります。
違反すれば反逆者として処刑される。

ところが、紀元前49年に後に英雄に
なったカエサル(シーザー)がそのオ
キを破って大軍を引き連れてこの川を
渡り、ローマに向かいました。

ローマの元老院たちはビックリ!

もう後戻りはできないという覚悟のもと
に重大な決断・行動をすることを、「ル
ビコン川を渡る」といいます。

ワタクシ、バブルの頃は大学に残って研
修していて、OLの奥さんに食わせても
らっていたのですが、バブル期にそうい
う危なっかしい、ルビコン川を渡った連
中が何人もいました。

当時、〇億円借りて起業するのがフツー
でした。

今、活躍している人がいる一方で、連絡
が取れない人も少なくありません。
やはりハイリスク・ハイリターンだった
のです。

ワタクシはルビコン川の随分手前で引き
返して、自分のやれることをやる生き方
を選びました。臆病者なもんで。

で、思うのですが、ちょっと高いところ
へ登ってみて周囲を一望して、全体の地
形が全部わかった上で、どういう兵を配
置するか戦略を練った方がいい。

そうでないと怖くて戦えません。

ちなみに、カエサルはルビコン川を渡っ
た時に、「サイは投げられた」と言った
そうです。

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