「G7に入れろ!」ってね。

 

G7サミット2026(フランス・エビアン)

「G7に入れろ!」と言って来た国があり
ます。

G7ってのはgroup of Sevenの略で、
カナダ・フランス・ドイツ・イタリア・
日本・イギリス・アメリカの7か国とEU
が参加し、世界経済や安全保障や気候変
動などの国際的な重要課題を協議する主
要国首脳会議のことです。

G7の各国のメンバー

簡単に言えば、G7って,入会試験も加盟
申請も条約すら存在しない非公式の集ま
り。その年のゲストとして招くか否かは
議長国が,たった1か国の権限で決める
んですよ。つまり自分の方から行く、と
宣言して座れる場所ではないんです。

G7には自分が入ると主張しても入れない。

皮肉なのは、この非公式さ、緩さ、規則
がないということが、外から無理やり入
ることを一番難しくしている点です。明
文化された規則がないということは規則
を盾にして、「入れろ!」と要求するこ
ともできません。ここを動かしているの
は条文ではなくて、長年積み重ねてきた
信頼関係。ですから紙の上の権利をいく
ら振りかざしても扉は開きません。

G7サミット2026の議長国はフランス(写真はマクロン大統領)

フランス・エビアンサミット

かつてG7は冷戦が終わったあとのロシ
アを合意の上で仲間に加え、一時はG8
という形を取っていましたが、ところが
、ロシアのプーチン大統領がクリミア半
島の併合をきっかけにその参加資格は停
止されました。

ソビエト連邦が崩壊するまで冷戦が続き、G7は冷戦が終わった後のロシアを合意の上で仲間に加え一時はG8になったが、プーチン大統領がクリミア半島を併合したもんだから、ロシアはG8を追い出され、再びG7になった。

そして後にある大国の大統領がロシアを
元のテーブルに戻すべきだと何度も強く
主張しましたが、残りの国々が揃って拒
み、ロシアの復帰はなりませんでした。
世界最強クラスのトップが全力で押して
も通せない。一度外に出た国をもう一度
迎え入れることですら、たった1国の反
対で決まるんですよ。

ロシアはクリミア半島併合をやったもんだから国際社会の反感を買い、G7から追い出された。

この集まりが生まれたのは半世紀ほど前
。世界が石油危機に揺れた時代でした。
最初はわずか数か国が、嵐の中でどう舵
をきるか話し合うために机を囲んだのが
始まり。戦後の通貨や金融や安全保障と
いった世界の屋台骨を何十年も継続して
支えてきた国々が、責任を分かち合うた
めに残った集団なんですよ。

この集まりが生まれたのは半世紀ほど前の第1次石油危機の頃。日本では田中角栄内閣の頃。

だから「GDPの数字が大きいから入れろ
!」という理屈は通りません。問われて
いるのは、大きさではなくて、背負って
来た時間の長さの方なんです。招待状す
ら持たない国が、宣言1つでそこに座れ
るハズがありません。

G7のメンバーは戦後の通貨や金融、安全保障などと言った世界の屋台骨を何十年も継続して支えて来た国々が責任を分かち合う為に残った集団。

招待が決まれば、国名が公式サイトに載
り、ロゴの使用が許可されます。発言の
順番と持ち時間が割り当てられます。共
同文書を巡っては、各国の事務官たちが
何か月も前から文語を1つずつ詰めてい
きます。準備の足跡がどこかに残るんで
すよ。

G7の前に各国の事務官たちが、何か月も前から文語を一つずつ詰めて行く。

ところで、G20は世界人口のおよそ8割
を抱える巨大な開かれた会議で、近年で
は新興国がその議長を務めることがあり
ます。

G20のメンバー

G20の国々

力を示したいなら本来舞台はそこでした
。ところがK国は開かれたテーブルには
目もくれず、招かれてもいないクラブの
扉だけを必死に叩いていたんです。

K国「うちもG7に入れろ!」

「うちの国は、他の国が出席すべきだ!
と言っているからやって来た!G7に入
れろ!」ってね。

 

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