
中東の国々はアメリカから軍事力を外注している。写真は「トムとジェリー」に出て来る番犬「キラー」。
中東は世界の火薬庫と呼ばれるほど危な
い地域です。中東の国々は自国軍で国を
守るという従来の枠組みにとらわれず、
安全保障をアメリカに「外注」する道を
選んでいます。たんまり石油が出ますか
ら、おカネありますもんね。

中東は世界の火薬庫

クウェート・バーレーン・カタール・サウジ
まずはバーレーン。
中東の豊かな産油国です。自国軍は小規
模ですが、アメリカ海軍第5艦隊の司令
塔を国内に置き、超大国のアメリカを丸
ごと駐留させること自体が、大国イラン
に対する最大の国家防衛システムになっ
ています。他国はバーレーンを攻撃する
ことはできません。もし攻撃したら覇権
国アメリカを敵に回すことになるからで
す。

バーレーン

バーレーンにはアメリカ海軍第5艦隊が置かれている。
次はクウェート。
ここは湾岸戦争のトラウマを持つ富裕国
で、自費で強力なキャンプ・アリフジャ
ン基地を建設し、アメリカ軍を招き入れ
ました。毎年、アメリカ軍に駐留費を支
払って、世界最強の陸軍を直接的なボデ
ィーガードとして雇っています。賢いで
すね。

クウェートは世界最強のアメリカ陸軍をボディーガードとし雇っています。
その次はカタール。
世界屈指の資金力を誇ります。約10億ド
ルを投じて、中東最大のアルウディド空
軍基地を自国で建設し、アメリカ軍に無
償提供しました。巨額のインフラ投資で
アメリカ空軍の拠点を買い取ったに等し
い戦略。

カタールは巨額のインフラ投資でアメリカ空軍の拠点を買い取った。
そして最後にサウジアラビア。
世界最大の武器輸入国。巨大な自国軍を
持ちますが、兵器の維持管理や防空網の
運用はアメリカの軍事企業と米軍に深く
依存しています。

サウジアラビアは世界最大の武器輸入国。巨大な自国軍も持つ。
まあ、これがオイルマネーで超大国の
「保護と技術」を買う究極の「外注モデ
ル」なんですよ。ちなみに日本も米軍に
「外注」しています。

世界の国々はアメリカの軍力を「外注」している。
横須賀基地には覇権国アメリカ海軍第7
艦隊の司令塔があるし、佐世保にもアメ
リカ海軍が常駐しています。アメリカ空
軍は厚木、横田、三沢にあるし、岩国に
はアメリカ海兵隊が、沖縄の座間にはア
メリカ陸軍が常駐しています。

横須賀基地に、アメリカ海軍第7艦隊の司令塔が置かれた。

日本にある主なアメリカ軍基地
ちょっと前の話ですが、フィリピンが自
国内からアメリカ軍事力を追い出したら
、すぐ中国共産党軍がフィリピンを襲っ
て来て、ひどい目にあいました。そこで
フィリピン政府は「アメリカさん、ごめ
んなさい!もう二度と追い出したりしま
せんから、お願いだから戻って来て!」
と言ったとか。

フィリピンはアメリカ軍を追い出したら、直後に中国共産党群に襲われた。
覇権国アメリカは世界の警察、まあ交番
のお巡りさんみたいなもんなんですよ。
おカネを払って家の中に置いておけば、
少なくとも泥棒や凶悪犯は入ってきませ
んからねえ。口悪く言えば、番犬みたい
なものです。

覇権国アメリカは世界の警察、まあ交番のお巡りさんみたいなものです。

番犬「キラー」(トムとジェリー)
おしまい