
歩くタンパク質
【続きです】
キネシンがいろんな荷物を運びながら走
り回っているワケですよ。コレ、何かと
言うと『タンパク質』私たちが食べたも
のからタンパク質を作っている。生きて
はいませんが、動くんですよ。だから動
くから生命っていうわけじゃなくて、食
べ物とか酸素とかから細胞内の中がエネ
ルギーを作るんです。

キネシンの足元にミトコンドリアから作られたエネルギーのATPがばら撒かれる。
『キネシン』の正体は食べ物や酸素から
作られた、エネルギーを利用して動く
『モーターたんぱく質』。例えば、ワタ
クシたちが感じる喜びは『モーターた
んぱく質』のキネシンが関係しています
。

細胞から細胞へシャワーのように噴き出
すのは感情をつかさどる神経伝達物質。
これを受容体と呼ばれるもので受け取る
ことで、ワタクシたちの感情が生まれま
す。実はこの仕組み、細胞内を歩くキネ
シンたちのおかげで成り立っているんで
す。


神経伝達物質がドバァーっと出る
ここは神経細胞の中心部。たくさんの物
質が浮かぶにぎやかな世界。細胞の中心
部ではこうした物質が絶えず生み出され
ています。

ここは神経細胞の中心部
『あっ、丸い玉が見えてきました。細胞
内の荷物(小胞)です。この中に感情の元
となる神経伝達物質や受容体が入ってい
ます。』『あっ、キネシンがレールに降り
立ちました。』単なる物質であるにもか
かわらず、まるで生きているかのように
、2本足で歩き始めました。

実はキネシンが感情の元を運んでくれな
いと、ワタクシたちは喜怒哀楽を感じま
せん。周りを見ると、他にも沢山のキネ
シンが荷物を運んでいます。その数は神
経細胞1つにつき約200万~1000万もい
ると考えられています。

おや、こっちには形の違うものが動いて
います。こっちは3本のキネシンたちが
協力しながら荷物を運んでいます。あっ
ちにはちょっと形が違うものが動いてい
ます。4本足で動くダイニンです。

3本足のキネシンたちが協力しながら運ぶ

4本足で反対方向に歩いて行くダイニン
ダイニンはキネシンとは逆の方向に荷物
を運びます。つまり、細胞の外から来た
荷物を中心に運んでいきます。キネシン
、ダイニンが逆方向に進むことで細胞内
の荷物が適切な場所に運ばれるんですよ
。
