鳥は現代に生きる恐竜?(後半)

始祖鳥の骨格

     【続きです】

で、イギリスのトマス・ヘンリー・ハク
スリー博士は『鳥は獣脚類の恐竜から
進化した。』と発表したんです。何か鳥
以外の恐竜に違いないことはわかってい
たんですが、それが獣脚類であると断定
したんですよ。世界はビックリ。

獣脚類(チラノザウルスの仲間たち)

その根拠となったのが、同じ頃発見され
た獣脚類・コンプリグナトゥスの化石。
博士は始祖鳥とコンプリグナトゥスの骨
格を詳しく分析したら、共通点が多くあ
ることに気ずいたんですよ。

始祖鳥

獣脚類のコンプリグナトゥス

コンプリも始祖鳥も2本足で歩いていた
ハズ。両方とも腕がある。コンプリは腕
が胴体の下に、始祖鳥は胴体の上にある
。始祖鳥の腕が翼に変わったのだろう。
それに両方とも長い尾の骨もある。
そして両方ともに歯があった。

始祖鳥と獣脚類のコンプリグナトゥスは骨格がそっくり(オガワ工房)

これらの共通点からコンプリグナトゥス
と始祖鳥は極めて近い関係にあると考え
た。つまり、獣脚類が進化して鳥になっ
たのだ。

それまで常識とされていた考え方は、
『それぞれの種は創造主により個別に創
られたので、進化することはない。』と言
う古~い考え方。

世界の種は創造主によって創られた

それにたいして、ダーウィンは『全ての
生き物は共通の祖先から進化した。』と
主張していました。

ダーウィンの進化の木

このダーウィンの『進化論』の考え方に
当てはめると、『鳥と恐竜は共通の祖先
を持つ』ってのは極めて自然だったの
デス。だから、

   『鳥は現代に生きる恐竜。』

      おしまい。

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