4月は年度替わりで、会社でも学校でも
トップの交替がよくあります。天皇も時
々、入れ替わります。令和の天皇の即位
は譲位でした。譲位って前の天皇が生き
ているうちに位を譲るっていうヤツ。
基本は天皇が崩御し亡くなる。で、新し
い天皇を用意する。それで位が替わって
いくってのがフツーでした。
でも『譲位』というシステムを創った。
なぜ必要だったか?『代替わり』は一番
危険な瞬間なんです。だって、誰が王様
かわからないから、どこに権力があるか
分からないし、そんでもって『代替わ
り』の時によく謀反が起きています。
だから譲位してしまえば、その関係が
ズルズルと続いて行くので、グッと安定
感が増すんですよ。
なるほど、将軍・徳川家康がまだ元気な
うちに息子秀忠に将軍職を譲った訳がわ
かった。あの頃は関ケ原の戦いの後で、
家康に恨みを持っていた残党の浪人連中
がたくさん生き残っていて、仙台には伊
達政宗もいて、『あわよくば徳川将軍家
をやっつけよう。』と企んでいました。
いつ謀反を起こすかわかったもんじゃ
ありません。
家康が駿府から睨みを利かせていれば、
将軍家(普通人の秀忠)もグッと安定感が
増します。
勉強になるなあ。