以前、うちのスタッフが”おたふくかぜ”で休んだことがありました。
話を聞いたら、「前日までは元気だったのに、次の日に突然両方のアゴが膨れて、痛くなって食事もとれなくなって、そんなのが1週間続き、3キロやせた」とか。
昔、口腔外科の授業で習ったのですが、おたふくかぜの診断名は「流行性耳下腺炎」といって、原因はムンプスウィルスによる急性伝染病。
飛沫感染によって侵入したウィルスが、ノドや直接耳下腺へ増殖してウィルス血症を起こして全身に広がるというもの。
潜伏期が1~2週間あって、その後1週間くらい発熱・頭痛・耳下腺の膨れが続いて、その後ピタッと症状がなくなって、2~4週間で治ります。
気になる治し方なんですが、今のところ対症療法しかありません。
で、消炎剤を飲んでもらう。
まぁ、一度かかると一生免疫を得ますから、ご安心下さい。