⑥東南アジアの戦略と日本・「日本は次の段階を知る、お手本の国だ!」

ミラー博士はベトナムのハノイに行き、ベトナム計画投資庁の局長に会った。

      【続きです】

ミラー博士はベトナムのハノイに行きま
した。そこでベトナム計画投資庁の局長
に会いました。そして「ベトナムの産業
化戦略」という本を読みました。そこに
でベンチマーク対象国」と書かれている
項目を見つけました。中国はそこから外
されていました。変わりに日本が第1位
に挙げられていたのです。「なぜ中国じ
ゃなくて日本なのか?」

ベンチマーク対象国として、中国は外されていて、代わりに日本が第1位に挙げられていました。

「中国は大き過ぎます。ワレワレがマネ
することができません。しかし日本は違
います。日本はワレワレと同じように小
さな国から始めました。中国は巨大市場
(国内)で成功しましたが、ベトナムには
そのような市場がありません。日本のよ
うに輸出で生き残る方法を学ばなければ
ならなかったのです。日本は製造・管理
・品質のすべてを教えてくれます。中国
はおカネだけを渡して終わりです。

日本は製造・管理・品質のすべてを教えてくれます。中国はおカネだけ渡して終わりです。

次にインドネシアのジャカルタに移動し
ました。そこでインドネシア産業省の次
官に会いました。彼も似たような話をし
ていました。ワレワレは日本の企業と合
弁工場を建設しています。日本はただ単
に工場を建てるだけではありません。ワ
レワレのエンジニアを教育し、品質管理
システムを構築してくれます。

インドネシア産業省のあるジャカルタに移動し、次官と話しをしました。日本はただ工場を建てるだけではありません。我々エンジニアを教育し、品質管理システムを構築してくれます。

私は尋ねました。「中国の企業はどうで
すか?」「中国は早く建てて去って行き
ます。問題が起きても責任を取りません
。しかし日本は違います。10年後に来て
も点検してくれます。日本は短期的な利
益だけでなく、長期的なパートナーシッ
プを選んでいました。

中国は早く建てて、去っていきます。問題が起きても責任を取りません。しかし日本は10年後に来て点検してくれます。日本は長期的なパートナーシップを選んでいました。

インドのニューデリーであった経済学者
も同じことを言っていました。「インド
は中国の投資を制限していますが、日本
の投資は歓迎しています。何故かって日
本は技術を本当に移転してくれるからで
す。中国は中国の人だけを連れて来て働
かせますが、日本はワレワレの人材を育
ててくれます。

インドのニューデリーで会った経済学者は、中国は投資を制限していますが、日本の投資は歓迎です。日本は我々の人材を育ててくれます。

ベトナム、インドネシア、インドすべて
の国々が日本をお手本にしていました。
なぜか?日本は実際にハシゴを登り切っ
た国だったからです。1962年の最貧国か
ら2020年代の先進国になった経験。そ
の過程を成長途上の国々は学びたかった
のです。さらに重要なのは、日本がその
経験を分かち合ってくれるということで
した。

ベトナム・インドネシア・インドすべての国々は日本をお手本にしていました。最貧国から先進国になった経験、その過程を成長途上の国々は学びたかった。

中国は成功しましたが、自らのやり方を
強制します。ヨーロッパには経験があり
ますが、それはもう昔の話です。日本は
最近まで成長し続け、そのノウハウをリ
アルタイムで伝授していました。日本は
その道の案内役を果たしていたのです。
成長国の共通の戦略は中国を避け、日本
に学ぶことでした。

日本は最近まで成長し続け、そのノウハウをリアルタイムで伝授していました。日本は成長の教科書です。

日本はもはや製造拠点ではありませんで
した。成長の教科書となっていたんです
。このような国にどうやって圧力をかけ
ろというのでしょうか?不可能でした。
アメリカ・中国・ロシア・中東・ヨーロ
ッパ・そして成長途上国の文書のすべて
の資料が同じ結論をしましていました。

       【続く】

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