『JAL、すげぇー!』(現場は一流)  (後半)

      【続きです】

2007年8月20日に沖縄で、台湾の飛行
機が駐機場(ヒコーキが待機する所)
で、炎上する出来事がありました。
当時、いろんなヒコーキ会社の人々がそ
こで働いていました。突然、台湾のヒコ
ーキが炎上したので大騒ぎになり、各ヒ
コーキ会社の人達、みんな協力しあって
消火活動をして、やっとのことで爆発を
食い止めました。の様に見えました。
後で映像を見返してみると、消火活動を
していたのは、何とJALの関係者・整
備士の方達ばかり。他のヒコーキ会社の
人達、一体どこへ行っちゃったの?

中華航空機炎上。JALの整備士ばかり現場で頑張っていた。

JALは日頃から、こう言う事故を想定
して訓練していたのです。で、当時S山
さん(仮名)、JALの現場の最高責任者
で、たまたま、那覇市内で、作家の渡辺
淳一さんと打ち合わせ中でした。
その打ち合わせ中、突然携帯が鳴り、
空港部の部下から『S山部長、大変です
!私の目の前で今、中華航空機が炎上し
ています!』

中華航空機炎上

で、S山さん、『君の目の前ってのは
滑走路か?誘導路か?それとも駐機場か
?』部下、『駐機場41番スポットです』
というやり取りの後、駐機場なら空港閉
鎖にはならないな、と考えながらすぐ空
港に戻った。と、おっしゃっていた。

航空管制部

トップが何も指示しなくても、現場は今
何をすればいいのかわかっていたのだ。
整備士はボーイング社が頼りにするほど
優秀、客室乗務員は折り紙付き、空港も
優秀。経営、営業は知らないけれど、
    『現場は一流』
それがJALのすごいところ。

 

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