背骨のでき方。神経が最初で、骨が後。

ナメクジウオはセキツイ動物の祖先

ナメクジウオと言う体長4~5㎝の
サカナがいます。世界中の海の中に広く
生息しています。このサカナを見ていた
ら、背骨がどのようにしてデキタのか予
想が出来るんです。ワタクシたち脊椎動
物にいちばん近い祖先とされているナメ
クジウオ。そのカラダの仕組みがコチラ

背中にあるのは、神経細胞が束になって
出来た神経管と脊索と呼ばれるソシキ。
でもこの時はまだ、背骨ではありません
でした。脊索はよくしなる棒みたいなも
ので、やがて、その脊索の周りに軟骨化
、骨化が進み、脊柱が出来た。こうして
、背骨は複雑に進化していく。そして、
運動能力の獲得へ。

脊索の周りが軟骨化、骨化して脊柱へ

原始的な生物のカラダが複雑になると、
中心の神経の束もドンドン枝分かれして
、カラダの中に神経が行き渡るようにな
ります。これが後に手足を動かすように
なる末梢神経だ。

中心の神経が枝分かれして末梢神経へ

すると、脊索の周りには神経を覆うよう
に背骨が形成される。まあ簡単に言えば
、背骨は末梢神経の進路のジャマになら
ないように、うまく避けながら作られる
ことで、細かい椎骨が連なる構造へと変
わって行った。

骨は神経の進路をジャマしないように作られた

もっと、簡単に言えば、骨のちょうど
いい所に穴が開いていますが、アレ、
神経や血管のある所を包むように骨化が
生じたんです。つまり、神経が最初で、
骨が後。

 

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