第2次世界大戦前はドイツが悪者でした(中)

    【続きです】

そこでフランス・ロシア・イギリスは共
通の敵ドイツに対抗する為に同盟を結ん
だ。これに対してドイツはそれまでのオ
ーストリア・イタリアとの同盟をより強
化して対抗します。新しく生まれた
(英・仏・露)vs(独・伊・墺)の
対立です。

この対立は徐々に激化そして、あの事件
が起きたのです。バルカン半島のサラエ
ボという町でオーストリア皇子がセルビ
ア人の青年に暗殺されたサラエボ事件を
きっかけに、ヨーロッパ外交は緊張状態
。で、オーストリアとセルビアが開戦。

(英・仏・露)vs(独・伊・墺)が対立

ドイツは同盟を結んでいたオーストリア
側に参戦。セルビア側にはロシアが味方
して参戦。さらにここにロシアとの同盟
を通じてイギリス・フランスが加わり、
大国が次々と参加することで、第1次世
界大戦が始まります。

第1次世界大戦(双葉機の登場と騎馬隊)

この第1次世界大戦は長期化(1914
~1918)して泥沼の戦いになります。
最後はアメリカの参戦が決めてとなり、
イギリス・フランス・ロシア側の勝利。
敗戦したドイツはすべての植民地を失い
、その上、仏・英などから巨額の賠償金
を課されることになりました。

ドイツは巨額な賠償金をはらうことになった

ドイツは超インフレになり、ドイツ経済
は厳しくなった。卵1個が4マルク。
これが一気に3兆マルクに跳ね上がり、
もう、まともな生活ができませんでした

9マルクのパンが一気に9超マルクになった

この状況に手を差し伸べたのがアメリカ
。アメリカからの資金提供によってドイ
ツは経済を立て直していった。これで、
英・仏に賠償金が支払えるぞというワケ
です。順調にいっていましたが、ここに
来て、アメリカのウオール街で株価が大
暴落。アメリカが大不況に。

ウオール街の株価大暴落➡世界恐慌へ

これが世界中に広がった世界恐慌です。

       【続く】

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