ワクチンをうつと発熱する話

 

新型コロナワクチンの接種が進んで
います。

「熱が出た」という人もいれば、「全然
よ。腕が痛いだけ。あとは平気!」とい
う人も。

「水をたくさん飲んだらいいと先生に
言われた」とか、「接種した後、異様に
ポカリスエットが飲みたくなった」とか
、まぁ、皆さんそれぞれです。

発熱自体はそんなに心配することありま
せん。

ワクチン自体が悪さをしているわけでは
ないのです。

仕組みはというと、まぁわかりやすく
言えば、まずワクチンをうつと、ガード
マン役の細胞がワァーッと集まってきて
ワクチンを食べて味見します。

そして「こんなん来たんだけど」と言っ
て、司令塔の細胞に伝えに行きます。

その情報をもらった司令塔の細胞は、
免疫の攻撃部隊を動員します。

そして、さっきのガードマン役の細胞が
出した信号はサイトカインと呼ばれる、
まぁホルモンのような物質なんですが、
これがバァーッと様々な細胞を刺激して
免疫反応運動に参加させます。

そしてこのサイトカインってヤツが脳に
も到達すると、体温を一定に保っている
中枢にも「ちょっと体温上げてよ」って
注文する。

するとこの体温調整の中枢が目標にして
いる平熱を少し高めに変更します。

するとその結果、発熱が起こる。

体温が高くなると病原体が弱くなって、
血の流れが速くなって、免疫細胞の移動
も速くなって、活発に自分の仕事をしっ
かりやってくれるようになる。

だから発熱っていうのは免疫システムが
働くために必要で、コレはカラダの自然
な反応のひとつ。

害じゃないから解熱剤で熱を下げてもえ
えよ、という話になる。

 

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