2021年 10月 の投稿一覧

ウイルスが感染して全体のバランスを調整している?

赤潮

 

新型コロナウイルスの感染が減ってきて
います。

もちろん、皆さんワクチンを打って集団
免疫ができつつあるとは思うのですが。

ところで、最近十勝沿岸で赤潮が発生し
サケやマグロなどの大量死が問題になっ
ています。

生物の世界では、ウイルスがある役割を
担っています。

例えば、海の生物の生態系をピラミッド
型で分類したら、4つのグループに分け
られます。

一番上は大きな捕食生物。
マグロやブリ、イルカ。

その下には大型のサカナのエサとされる
イワシ、アジなどの小型のサカナ。

その下は1ミリ以下の動物性プランクト
ン。

そして、一番下の植物性プランクトンは
さらに小さくて、その数は動物性プラン
クトンの10倍。

実はその下にウイルスがいるんです。

その数は上のグループをすべて足しても
比較できないほど圧倒的な数。

 

オガワメモ①

 

時々、海では赤潮が発生します。
この赤潮は生態系が崩れる時に発生する。

つまり一部の植物性プランクトンが異常
大量発生して、大量の酸素を大量消費し
てしまう。

するとその上のグループの動物性プラン
クトンは逆に数が減少してしまう。

この時、一番下のグループのウイルスが
登場して大活躍します。

実はこのウイルスが、大量に増えた植物
プランクトンに感染してその数を減らし
て、全体のバランスを調整するんです。

 

オガワメモ②

 

何かこういう自然界の掟が新型コロナウ
イルスによる感染者の数の減少に関係し
ているのではないかと、ワタクシ勝手に
妄想してみました。

「大きな問い」は好きなものの形をして現れる?

ワタクシの好きな色に、「青色」があり
ます。

ブログの写真には好きな青色をバックに
使っています。

でもこの「青色」って、自然界では珍し
い色。

空も海も見た目は青いけど、その青を
持ってくることはできません。

青い食べ物なんてのもないし・・・。

かき氷の「ブルーハワイ」は、着色料の
色。
自然の色じゃない。

青って不思議な色です。

これはワタクシの「大きな問い」のひと
かけら。

「大きな問い」は、最初は好きなものと
いう仮の姿で目の前に現れるのデス。
そしてそれを一生懸命調べる。

これが勉強。

深く知れば知るほど、興味はドンドン
広がっていく。

まぁ、子どもには、許されるのであれば
好きなことを本気でやらせてあげれば
イイ。

そうすれば、全部の学問がどこかでつな
がってるということに、気づいてくれる
かもしれません。

おサトウの摂取は何の益もなく有害なだけなのですが・・・


      お砂糖

 

甘いものを禁止する歯医者さんがいます。

まぁ、原因を遠ざけようという、いかに
も単純明快な知恵です。

たしかに人間の身体面だけをみれば、
お砂糖を摂ってよいことは一つもあり
ません。

精白糖は百害あって一利なしと、科学的
に証明されています。

だがしかし、心とカラダを一体として
扱う心身医学の立場から見れば、おサト
ウは人間の心にとってはイミあるもんだ
と考えられるようになりました。

まぁ、体験的に、疲れた時とかストレス
がある時になぜか甘い物が食べたくなり
ます。

そして、食べたら筋肉の緊張がほぐれる
のか、元気になったりホッとしたりする
のデス。

もしもカラダが塩分を切らすと生き物は
死んでしまいます。

もともと生き物は海の中から誕生した訳
だし・・・。

でもお砂糖はなくても生きられます。

サバンナの野生の動物は、お砂糖食べな
くても元気に生きていますからねぇ。

人類はウイルスと取り引きして胎盤を得た。

胎盤と赤ちゃん

 

新型コロナは人類にとって困ったヤツで
すが、役に立つウイルスもいるんです。

赤ちゃんが育つというのは、母親からの
栄養が必要。

その橋渡しをするのが、胎盤。

どうやらこの胎盤こそがウイルスと取り
引きした結果だというのデス。

今から1億6000万年前のまだ恐竜が地
上を支配していた時、ワレワレの祖先は
まだネズミのような小さい動物。

恐竜におびえて暮らす日々。

まだ胎盤は持っておらず、どうやら卵を
産んでいたらしい。

敵に襲われると、大切な卵を置き去りに
して逃げないと生き延びれない。

そんな祖先がある日、ひとつのウイルス
に感染した。

それが、胎盤をつくるための遺伝子。

あるウイルスの遺伝子を調べたら、胎盤
の遺伝子とほぼ同じでした。

この遺伝子がずっと受け継がれる中で、
ミスコピーを重ねて胎盤を進化させた。

感染した1匹の子孫が胎盤を進化させた
一方、感染しなかった方からは現在の
カモノハシの祖先が現れた。

カモノハシって、子供を母乳で育てるけ
ど、ちゃんとした胎盤はなくて、卵を産
む胎盤を進化させた動物です。

そして最初に感染して胎盤を進化させた
方にも、その後分かれ道がやってきた。

別のウイルスに感染した方は胎盤の働き
を高めて、ワレワレのような真獣類(高
度な胎盤をもつホ乳類)に、感染しなか
った方はカンガルーのような有袋類にな
った。

(オガワメモ)

 

この胎盤の能力の低い有袋類は、赤ちゃ
んを大きく育てられないため、小さく産
んで袋の中で育てる。

まぁ、今のところ未完成だ。

今、最も繁栄している生物が、ワレワレ
真獣類。

というわけで、どうやらその原動力はウ
イルスが胎盤を獲得した結果なんだろう。

御前会議の「そうせい!」

 

磯田道史氏の「日本史の内幕」を読んで
いたら、おもしろい話が書いてありまし
た。

御前会議の話なのですが・・・。

偉い人が出席する「御前会議」というも
のは、大半の藩ではほとんど開かれませ
んでした。

でも、幕末の長州藩では開かれていて、
藩主がその場にいて物事をさっと決める
のです。

だいたい、こんな感じになる。

最初に家老が「皆さん、今日はジョウイ
の決行についてどうするか議論して下さ
い」と言う。

すると、一段低い所に座っている官僚の
間でギロンが始まる。

大声で怒鳴る、そして泣きあり。

その間、上の段にいる藩主と家老たちは
無言。
3時間でも4時間でも待つ。

そして下座・末席の者たちがいよいよ疲
労してくると、月番の家老がまとめには
いる。

「だいたい皆さんの意見は出つくしたよ
うですね」

家老たちは下の者たちの空気を読んで、
どっちが多数派であるか考えながらまと
めはじめる。

「では皆さん、多数はこちらのようです
から、この場の結論としては、ジョウイ
することに致します。非常に厳しい戦い
になるでしょうが、やることにしましょ
う。」

そして、次の瞬間が重要。

藩主毛利公の声が飛ぶワケです。
一言、「そうせい!」(そのようにしな
さい!)

藩主のツルの一声が出た瞬間、反対派も
賛成派も一斉に平伏して、決定に服する
のです。

確か、テレビで見た幕末の孝明天皇の
御前会議でもそういう場面があった。

最後に天皇が「そうせい!」と言って、
全員平伏で、決定。

やはり現場にトップがいると、決定から
実行までのスピードが速い。

ワタクシも、スタッフの間で議論しても
らって、「そうせい!」と言ってみたい。

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