筋肉注射と皮下注射。そして歯医者の出番。

筋注と皮下注

 

日本では、1970年代に小児へ抗生物質や
解熱剤などを筋肉注射したら、ヒザが
曲がらなくなるなどの大腿血頭筋短縮症
が発生したんです。

で、これが大きな社会問題になって、
それ以来日本ではほとんど皮下注射に。

ワクチンを皮下注射している日本のよう
な国は実は少数派で、大半の国は筋肉注
射。

今回輸入されるワクチンも、筋肉注射す
るという条件で臨床試験が行われて、緊
急承認。

だから皮下注射でなくて筋注。

皮下注か筋注かどちらがワクチンの効果
があるかを検証した研究は、残念ながら
ありません。

理屈でいえば免疫cellがたくさんある皮
下注の方が効果高そう。

でも今回ファイザー社のRNAワクチン
は、体内の細胞の中のリボゾームという
タンパク質生産工場でウイルスのトゲを
つくらないと免疫反応が始まりません。

だとしたら、タンパク質をつくる筋肉細
胞のたくさんある筋注の方が、効果があ
りそう。

まぁ、どっちでもいいからとにかく早く
作れ、ということでつくったもんですか
ら、筋注しか資料がないんです。

どころで、巷では歯医者がワクチンを
うてばいいという議論が出てきました。

やっとワタクシたち歯医者の出番がまわ
ってきたか。

医療従事者として皆さんのお役に立てれ
ばイイと思う。

 

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