「人工呼吸器を作れ!早くしろ!」の話が脱線して脳死の話に。

〇ランプ大統領

 

今、新型コロナウイルスで人工呼吸器が
大量に不足しています。

アメリカの〇ランプ大統領は、自動車メ
ーカーのフォードやジェネラルモーター
スに「閉鎖した工場を再開して、人工呼
吸器を作れ、早くしろ!」と命令を下し
ました。

アメリカは大統領の権限で民間企業に協
力を求める「国防生産法」が使えるので
す。

この人工呼吸器の用途は、肺が病んでい
ても脳は正常な患者さん向けだと思うの
ですが、脳(延髄)が死んでいるけど、
肺に空気を送って心臓を動かすために使
われることもあるんです。

人工呼吸器をつけてあげれば、自発呼吸
がなくても呼吸させることがデキル。

肺にキカイで空気を送り込んであげれば
イイ。

この人工呼吸器をつけることで、脳死と
いう言葉が発生します。

自発呼吸がナイということは、実は呼吸
をコントロールする延髄が働かなくなっ
たということ。

つまり、脳が死んだということをイミし
ています。

脳が壊れても心臓が止まらないという
状況が、人工呼吸器のおかげで人類史上
初めて発生しました。

呼吸器が作られる以前は脳死という状態
はなくて、呼吸が止まればすなわち死を
イミした。

で、心臓死の人とどこが違うの?って話
になりますが、脳死ではまだ心臓が動い
ています。

だから脳死を死と認めると、脳死者から
まだ動いている心臓を取り出すことがで
きる。

そしてその心臓を必要とする誰かに移植
することが可能になる。

だから脳死が社会問題になったのデス。

以前だったら、助からなかった人が助か
るのだからスゴイことだと思うのですが
、その背後に何か商売のようなニオイが
プンプンします。

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