魚の「側線」が人間の耳になった。

魚の「側線」

 

親知らずの歯が悪さをしている時、耳が
痛くなることがあります。

耳鼻科に行ったら、何でもないと言われ
る。

歯医者に行ってレントゲン撮ったら、親
知らずが骨の中で横になって、前の歯を
押しているのがワカル。

歯医者も耳のことはチョットは知ってお
かねばなりません。

そこで、今回は耳の成り立ちの話です。

耳はモノを聴くという以前に、自分のカ
ラダの動きを把握する運動キカンの要素
が強いのです。

それがよくワカルのが、「めまい」。

「めまい」は三半規管の動きで起こる
もの。

音とか音楽とかを耳で聴いていると思っ
てますが、実は振動をカラダのいろんな
ところで聴いているので、必ずしも耳だ
けで聴いているワケではありません。

耳はカラダの内側にも深く関わっている
器官なのです。

もともとは魚の「側線」と言って、魚の
脇のところにキレイにポツポツと並んで
いますが、アレの一番前、頭のところに
あったモノが特殊に変わっていったもの。

それに迷路がくっついた。

この迷路は、自分のカラダの動きを把握
する器官。

そして、魚が陸に上がった時にその迷路
のところに音を聴くものがくっついて、
耳になった。

ですから、陸に上がらないと耳はないの
デス。

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