正常値は「平均値プラスアルファ」にすぎません。

 

歯周病治療・メインテナンスをする時に
ポケット検査といって、歯ぐきのミゾの
深さを測ります。

「正常であれば2ミリぐらい。3とか4
とかになると異常です」

少なくとも、そういうことになって
います。

でも若者の4ミリと高齢者の4ミリは
意味が違います。

若者の4ミリの意味は、たった数年で
4ミリも歯周ソシキが破カイされてき
たことを意味している。

これに対して高齢者の4ミリは、数十
年かかって4ミリしか破カイされてい
ないことをイミしています。

これは明らかに若者の4ミリが重症で
、心配。

全身疾患をもっていると、また意味あ
いが変わってきます。

「正常値」の多くは、「この値が一番
病気になりにくい」という根拠のある
値じゃなくて、要は平均値プラスアル
ファ。

で、その平均値というのも、多くは
年代別の平均値じゃなくて、実は全成
人世代の平均値。

歯医者ならたいしてクスリを使いませ
んが、医者なら使う。

そして、もしその医師が正常値主義に
陥っていれば、血圧なども含めて、検
査データが異常なものをすべて正常値
に戻そうとするので、クスリの種類が
10種類にも15種類にもなってしまう。

命に関わるクスリ以外なら、クスリの
投与を減らした方がかえって高齢者が
元気になることもあるのになぁと思う。

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