2018年 6月 の投稿一覧

どんな歯磨き剤がいい?

ツバが歯磨き剤?患者さんによく、「どんな歯磨き剤を使ったらいいですか?先生のおススメを教えて下さい」と言われます。

ウ~ン・・・・ムシ歯予防か、歯周病予防か、口臭予防なのか、歯を白くしたいのか、用途によって全然違います。

残念ながら、「これ1本でOK!」というオールインワンは存在しないのです。

そのため、間違った歯磨き剤を使うより何もつけない「唾液みがき」の方がいいとワタクシは考えています。

唾液にはいろんなイイ成分が入っています。

ほとんどの成分が水なので 洗浄してくれますし、歯がムシ歯菌で溶けないようにしてくれますし、バイ菌が粘膜表面に感染しないように守ってくれますし、まだまだあります。

歯の表面の溶けたところの穴を埋めてくれますしフッ素も含まれてるので歯を強くしてくれますし・・・・まだまだ、あげればきりがないほど、唾液の”おかげ様”があるのデス。

唾液は、生命が誕生して以来、少なくとも数億年前から口の中に存在していますからねぇ。

生命のあるモノは、決してムダなものを創りませんし、ムダなものを残しておく余裕もないのです。

ツバが口の中にずっとあり続けるのは、生きていくために意味があるのです。

だから、「唾液みがき」。

でも唾液だと、口の中の爽快感がありません。

そんで、米粒2つくらいのの歯磨きペーストをつけて口の中に運ぶぐらいでちょうどいいのではないでしょうか。

・・・・・これじゃあ、答えになってませんね。

ヴィヴィッド・キッズの歯科検診

乳幼児歯科検診票企業主導型保育園ヴィヴィッド・キッズの歯科検診の契約を結びました。

南4条西15丁目にある南4条スクールです。

9~10月頃行う予定です。

その後、「あと2軒あるのですが、そこも一緒に歯科検診お願いできますか?」という依頼がきて、場所を聞くと豊平と西野だという。

豊平4条スクールと西野4条スクールです。

3つとも、なぜか”4条スクール”。

ワタクシ、小学校の学校歯科医は長くやっておりますが、乳幼児の歯科検診は初めて。

そこでネットから乳幼児の検診票を探し出し、自分なりに色をつけて製作してみました。

それが写真(下)です。

できばえは、まぁまぁかな。

ところで、6月19日(火)10:00~11:30までヴィヴィッド・キッズ南4条スクールでは園開放をしているということです。

マウスの背中に毛が生えた。

マウスに「毛包」を注入したら、毛が生えた1ケ月前ですけれど、五月の連休明けにビッグニュースが飛び込んできました。

「ついにハゲが世界からなくなる時代がやってくる!」髪の毛をつくり出す「毛包」と呼ばれる器官を大量につくり出し、新たに毛を生やすことに横浜国大の研究グループが成功したのデス。

マウスを使って。

山中教授のノーベル賞以来、再生医療の研究はドンドン進んでいます。

今朝の新聞でも、理研グループが髪の再生医療に乗り出す記事が取り上げられていた。

歯科の世界でも、歯ぐきの下の骨は状況によっては再生することがわかっています。

ワタクシも大学医局時代、ある膜を歯ぐきと骨の間に入れて、骨再生を目指していました。

その時代のテーマは骨再生だったのです。

でも今は、ips細胞を使って新しく歯みたいなものをつくること。

入れ歯の人にとっては朗報です。

できるだけ長生きをして、人類のつくり出す英知を享受してみたいものです。

ワタクシも今から、ワクワク、ドキドキです。

作詞家・松本隆の詞を書く時のアル悪い癖

'70年代のはっぴぃえんど(向かって右端が松本隆)歯科のブログから、脱線中。

80年代を圧巻した作詞家、松本隆という人がいます。

作品には、古いですが「赤いスイートピー」とか「硝子の少年」「木綿のハンカチーフ」、「「ルビーの指輪」とかまぁ、数え切れない。

この人、昔、「はっぴぃえんど」というグループのドラマーでした。

解散後、作詞家になった。

チョット気になったので、彼の書いた小説「微熱少年」と、エッセイ集「微熱少年」を取り寄せて読んでみました。

するとそこに、作詞の”心得”なるものが書いてありました。

それによると、「ボクは歌の詞とはラブ・ソングだと思っている。つまり歌い手がボクであり、聴き手が『あなた』に重なっていくのである」「詞を書く作業は、例えば恋人に贈り物を選んであげるようなもんだ。ヒロインがどんな色のドレスを着たらいちばん華やかに見えるか、ボクは衣装ケースと手探りするように、彼女に良く似合う言葉を探し出してゆく」そして、ここからがオモシロイ。

「歌い手が可愛いヒロインである場合、ぼくは『あなた』を自分に想定して詞を書くという悪癖がある。それによって、彼女は悲劇的なコトに、TVで、ラジオで、朝となく夜となく、僕個人のために歌ってくれるというワケである」。

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