2018年 6月 の投稿一覧

どうやら「やる気のスイッチ」が入ったようデス。

決勝戦を見つめる(イメージ)ここに2人の中学生がいます。

2人とも小学4年生になって一緒にテニスを始めました。

2人しかいないもんだから、いつも一緒に練習していた。

子どもによってモチベーションは様々。

一人は、テニスがおもしろくて、没頭。

どんどん力をつけていきました。

もう一人はテニスだけに集中できない性格らしく、さぼったり、途中で遊びに行ったり、将棋を指したり、死んだふりをしたり・・・。

二人は違う中学校へ入学し、ある時久しぶりにテニスの大会で会いました。

一人はその学校のエースになり、上級生のシード選手を次々と破り、決勝まで進みました。

もう一人の方は一回戦でボロ負け。

ヘコんでいました。

負けた彼は決勝で戦っている昔のパートナーを横目で見ながら、ボソッと一言。

「何でオレ、あの頃テニスを放り投げて、あんな鬼ごっこに夢中になってたんだろう。あいつみたいに一生懸命やっていれば、オレだって今頃は・・・・。」どうやら、「やる気のスイッチ」が入ったようデス。

目の前でみんなの注目を浴びて、決勝で戦う昔の相棒を見て、何か思うところがあったのでしょう。

1つ気づき、1つ成長したようです。

ちなみに、一回戦でボロ負けした彼は、このブログに時々登場する、うちのチビスケです。

歯周病は、お口の中のサイレントディジーズ(静かな病気)

硬いモノを食べた時、歯に痛みを感じた。

歯を磨いていたらよく血が出る。

・・・・もしかして歯周病にかかっているかもしれません。

実は、歯周病ってのは「痛み」などの自覚症状が出にくいので、知らない間に進行しています。

で、お口の中の”サイレントディジーズ(静かな病気)”と呼ばれます。

ブラッシング時、歯ぐきから出血するのは、カラダの中でパトロール中の血液、まぁ白血球とかリンパ球なんですけれど、それがバイ菌のいるところで戦ってくれているからです。

そこに偶然歯ブラシの毛先があたると、出血する。

そして皆さん、歯ブラシで歯ぐきを傷つけてしまったと勘違いして、そのあたりのブラッシングをやめてしまう。

でも実は逆。

続けるべきなのです。

血の出るところにはバイキンがいるのですから、逆に血を出し切るように、せっせと歯ぐきの中を磨いてバイキンを追い出さなくてはなりません。

次から次へと血は出ますが、な~に、死にやしません。

大病院に行くと紹介状がないと5400円余計にかかる。

大病院一般ピーポー(人々)の不満のひとつに、大病院に治療に行くと、紹介状がなければ5400円(税込み)余計にかかるというのがあります。

歯科なら3240円(税込み)。

日本の医療制度では、保険証1枚あればいつでもどこでも好きな時に好きな病院を選べることになっています。

結果的には、ちょっとしたカゼでも心配だからといって、最新の機器のある高度な病院に行って診てもらいたいと思う人がいるわけです。

でも、最新鋭の機器などがそろっている大病院ってのは、緊急性の高い急性期の重症な患者さんを診るところ。

大病院は医療界の「最後の砦」なわけで、フツーのカゼなら、まずは近所のお医者さんとこに行くのが望ましいのです。

それをわかってもらえないと、大病院を中心に、日本の医療がホントに疲弊して崩れちゃう。

かくして、「近所の医院の紹介状がなければ5400円多くかかりますよ。それが嫌なら近所の医院へまず行ってね」ということになる。

日本ではすぐ医者に診てもらおうとしますが、世界では、熱が出て近所の医院に電話しても「あぁ、そうですか。糖分のあるコーヒーでも飲んで、ついでにアスピリンでも飲んで、熱が下がらなかったらまた連絡してくださいね」って電話で対応しちゃう国の方が圧倒的に多いのです。

1勝1負になるように試合を組むのじゃ。

中学生テニスのイメージ昨日ワタクシ、うちの奥さんと一緒に北海道中学生テニス大会(硬式)を見に行ってまいりました。

中学生が必死に1球を追いかけて走る姿を見るのは、実にいいものです。

小学校からテニスを始めた子と中学生からテニスを始めた子では、この時点で実力差がはっきりしています。

以前ワタクシ、ジュニア育成に定評のあるあけぼ〇テニスクラブ(仮称)で汗を流していた時期があります。

その時、オーナーにこんな質問をしました。

「どのようにしてジュニアは強くなっていくのですか?」オーナー曰く。

「いい質問じゃ。それはじゃなあ、1勝1負になるように試合を組むのじゃ。1勝したら自信になる。1負したら悔し涙を流して、足りないところが見えてくる。そして常に2勝するようになったら、1つ上のクラスに上げてやる。そしてまたそこで1勝1負になるように試合を組むのじゃ」少年鈴木貴男はそうやって強くなっていった。

「はぁ・・・。」ワタクシ事で申恐縮なのですが、うちのチビスケも今回の試合に出ました。

第1日目は全敗。

まわりで全敗したのは自分一人だったらしく、相当ヘコんでいました。

次の日は、カテゴリー別に分けた敗者復活戦。

そこでは、まさかの優勝。

「オレ、やる気になった」と言っておった。

あけぼ〇テニスクラブのオーナーの言ったとおりじゃん。

やる気をだした。

1勝1負の法則かぁ、うまいこと言うなぁ。

「RASHOMON」(羅生門)という一般名詞

映画「羅生門」サッカーワールドカップの最中だというのに、「紀州のドン・ファン」の不審死の真相解明アレコレが連日テレビを賑やかしています。

世間の関心が高いんですね。

それを見ていて、あの黒澤明の映画「羅生門」を思い出しました。

あの「羅生門」、事件があって当事者の言い分が3人3様で、真相がわからない。

で、終わってしまうっていう映画。

それで、複数の証言があって真相がわからないことを英語で「RASHOMON」(羅生門)と言うらしい。

黒澤映画からつくられた一般名詞だとか。

日本語ではまぁ、「藪の中」。

アメリカの小説なら「誰が犯人でしょうか」という風にもっていくのに、この「羅生門」、「ホントのことはわからないんだよ」ともってきた。

まぁ、正解はひとつなんだよと考える西欧人にはインパクトがあったんでしょうね。

長いこと日本人をやっていると、「まぁ、そんなこともあるんだなぁ」とか、「まぁイロイロやね」でうやむやにされても、たいして驚かないのデス。

平均値からハズれていたら・・・

「60%」。

これは、歯ブラシだけで落とせる歯垢の割合です。

「ウソでしょ!」と思った方も多いと思いますが、残念ながらこれが事実。

歯ブラシの届きにくいところの40%は”みがき残し”なのです。

90%くらいまで精度を上げようとするなら、これにデンタルフロス(糸みたいな道具)と歯間ブラシも併用するといいのです。

それでも90%。

あとの10%は、どうしても残ってしまう。

ライオン㈱の調査では、まぁ、ココまで。

ところで、このような一般的な理論というのは、どうしても「平均値」を取り上げてギロンするものです。

もし自分が平均値からハズれていたら、その理論は何のイミも持ちません。

その辺のところをどうかご容赦ください。

ツブツブ入り歯磨剤

インプラントの土台付近にあるツブツブ患者さんの口腔内を診査していると、時々、腫れた歯茎の底から球状の小さいツブツブが出てくることがあります。

最初は、「何だ、コレ?」と思っていたのですが、すぐにツブツブ入り歯磨剤だとわかりました。

実は、このツブツブが歯垢の巣になっていることがあります。

たちの悪いことに、いつまでも溶けません。

しかも球状なので、取ろうとしてもなかなか取れずに歯茎の溝の中を逃げ回ります。

へたをすると、何日も何週間も口の中に残って悪さをするのです。

この事実を知っている人はあまりいないのでは・・・?スーパーの歯磨剤コーナーではワゴン販売で山積みになっていて、人気商品のようです。

「磨いた感じ」と「低価格」がその人気の理由だとは思いますが・・・。

このツブツブ、全部取れればいいのですが、残っていたら逆に環境を悪くしそうデス。

「言葉で解決する」ようになれば、子どもは泣かない?

(イメージ)まるやまファミリー歯科では、乳幼児の兄弟そろって、3ケ月に1回ぐらいフッ素塗布に来られることがあります。

兄弟、結束が堅いです。

ところで、これは読んだ話なのですが、あるお母さんがこんなコトを言ってました。

そのお母さん、クルマの後部座席に乳幼児の兄弟を乗せていた時のコトです。

後部座席から、「アバチャイ!アバチャイ!」という下の子の声が聞こえてきました。

一体何が起こっているのかと振り返ってみたら、上の兄が下の子のチャイルドシートのひもを、「ビョーン、バチッ、ビョーン、バチッ」と引っ張って遊んでいるのです。

下の子はその時まだ歩けない赤ちゃんでした。

言葉にしても、バブ・バブとしか言えない時期だったはず。

それでも何とか「やめてくれよ」と伝えようとして、呂律(ろれつ)がまわらず、「アバチャイ(やめてくれ)、アバチャイ(やめてくれ)」になっていたのデス。

小さな赤ちゃんでも、「教えさえすれば言葉で解決するのになぁ」という話でした。

フランス人の患者さん

フランス人(イメージ)フランス人の患者さんがやってきました。

日本語は話せません。

ロシア人、アメリカ人、中国人、韓国人は診たことはありますが、フランス人は初めてです。

フランス語かぁ。

できないなぁ・・・。

得意の和製英語の単語作戦でいくか。

治療には最低、「口をあける」「口を閉じる」「カチカチ咬んでください」、この3語が必要です。

あと、プリーズ、サンキュウを混ぜる。

「Open」「Close」「Scrapping」・・・・通じました!フランス人は英語を話さないというけど、話せるじゃん。

診療中、たまたまB.G.Mが「ポール・モーリアの世界」で、フランスのシャンソンがかかっていました。

「何か、口笛聞こえない?」とスタッフに聞くと、ニコニコしながら「はい、あそこから」。

フランス人の患者さんでした。

陽気な人なんだな。

ポール・モーリアのB.G.Mの次はビートルズのB.G.M。

次回もこの時間帯にアポ取ることにしよう。

ブログ一覧