2016年 12月 の投稿一覧

ドイツから学んだ。

もうすぐ年末。

ある患者さん、年末はアルバイトに行くから、忙しくて治療に来れないと言う。

うちのスタッフに「年末はそんなに人手が足りないの?」と聞くと、「年末のアルバイトは時給がいいんですよ。クリスマスケーキの箱詰め、年賀ハガキの整理、お歳暮の箱詰め・・・・。ワタシも学生時代、年末は忙しかったです。」とのこと。

ところで、アルバイトと言えば、まぁ”腰掛け仕事”っていう感じですが、ドイツ語ではもともと「労苦」という意味。

アダムとイブは禁断の実を食べて楽園を追われましたが、人間は食べ物を手に入れるために働かなくてはなりません。

仕事と罰は、まぁ、同じようにとらえられていて・・・。

で、そのドイツ人、彼らはよく勤勉だと言われますが、苦痛から逃れるために労働時間を短くして効率よく働くようになったとか。

ドイツの事務所は退社時には机に書類が散乱してないと聞くし、お休みを取っても同僚がすぐ仕事を代行できるシステムができあがっている。

これは歯医者さんでも応用できます。

うちのスタッフが何かで休んでも、他のスタッフが代行するシステムは、ドイツから学びました。

根管長測定器がNEWになりました。

根っこの治療をする時、根管長測定器を使います。

学生時代は、ワタクシのいた医局が開発した北大式根管長測定器を使っていましたが、その後アナログ+アラーム機能測定器、そして今ではデジタルパネルにアラーム機能搭載の測定器にかわりました。

クルマで言えば、フロントパネルのタコメータがデジタルに替わって、ピーピー音が出るようになった感じです。

治療の本質は、アナログであろうとデジタルであろうと、たいしてかわりません。

ところで、根っこの先っぽの前線では、生体と菌が戦っています。

ワレワレの仕事は早い話、菌を一匹、二匹と取り除いて、生体が治そうと懸命になっているのをお手伝いしているだけなのデス。

クリスマスの花

この時季、まるやまファミリー歯科のショーウィンドウにどんな花を飾ろうかと考えるのですが、12月デス。

やはり、ポインセチアしかないでしょ。

まぁ、ポインセチアはクリスマスの花として世界中で愛されている花。

昼より夜が長くなると花芽がつく、短日植物。

ワタクシ、最近まで、赤くてきれいな花だなぁと思っておりました。

でも、アレ、よ~く見ると花じゃなくて、ただの葉っぱ。

葉っぱが変化したモノ。

クリスマスの時期に出てくるから寒さに強いのだと思っていましたが、実はそうじゃありません。

クリスマスに見ごろを迎えるように、生産農家が9月頃からビニールハウスに黒いカーテンをかけたりして、日照時間をうまく調整、そして出荷に備えているのです。

ホントは温暖な気候を好む植物なのです。

悪役を実在の人物にするとマズイ。

架空の人物であることの多い悪役歴史ドラマの脚本家は、歴史書に書いてあるたった1行から話を膨らませてストーリーを展開することが、よくあります。

そして、王族は必ず実在した人でなければなりません。

ところが、歴史ドラマには、実際いなかった人々が登場します。

ドラマには悪役が必要ですが、悪役を実在人物に設定してしまうと、非常にマズイ。

もしそのようにしてしまえば、その子孫などから訴訟を起こされる可能性があるからです。

戦国時代の信長を死に追いやった明智光秀も、アレ、子孫の方々も大変です。

歴史を変えるような事変にかかわって、世間からは悪いイメージをもたれ、後々まで教科書にも掲載され、テストの問題にも出てくる。

名字を変えなければやってられません。

ゾウはケチケチして、歯を1本ずつ使う。

ゾウの口の中ゾウの歯って、ちょっと不思議です。

彼らは歯を1回に1本ずつ使って、それがすり減ると、次のヤツが出てきます。

ヒトは永久歯をいっぺんに使いますが、ゾウはそうじゃないんです。

ケチケチして1本ずつ使う。

古い歯がすり減ると奥から新しいのが生えてきて、古いのは手前に押し出され、少しずつ欠けながら抜け落ちます。

予備がなくなるまで使う。

それが全部で6回あります。

全部使い終わったら、おしまい。

カラダが元気であっても、そのあたりで寿命が尽きてしまうのです。

ちなみにゾウの牙は、犬歯じゃなくて前歯(切歯)です。

一生伸び続けます。

生えかわることはございません。

大通公園が東1丁目まで延びる?

まるやまファミリー歯科を東に1800メートル位進むと、大通公園の札幌テレビ塔があります。

ムカシ、ゴジラの映画で破壊されたお話が有名です。

そのテレビ塔のある大通公園が、東1丁目まで延びる計画があるそうです。

それはいいとして、ワタクシ、以前札幌近郊に住んでいた時、地下鉄の終点がもっと延びてくれたらいいなぁと思っておりました。

そして、願わくば環状につながってくれたらもっとありがたい。

以前名古屋に行った時、地下鉄は札幌と同じくらいあるのですが、いいなと思ったのが、要の駅を結ぶ地下鉄が環状に走っていたこと。

東京も大阪もそうですが、地下鉄さえ来てくれたら、後は民間の出番です。

平安貴族の女性は色白でふっくら?

映画「雨月物語」主演 京マチ子上田秋成の「雨月物語」という映画があります。

主演の京マチ子さん、とてもきれいでした。

ところで、上田秋成は江戸時代の人。

雨月物語は戦国時代頃のお話で、それも、怨霊が出てくるこわ~いお話です。

ところで昔の貴族の若い女性は、みんな色が白くてふっくらしています。

平安美人と呼ばれている人はみんなそんな感じ。

平安時代の仏教は貴族階級に広く受け入れられてて、その思想の一つに、「あからさまな食欲は脱却すべきである」という教えがあります。

だから食器は豪華なんだけど、栄養の偏った貧しい食事内容。

歴史家に言わせると、絵巻物に描かれている色白のふっくらは、栄養とりすぎのふっくらじゃなくて、栄養失調でカラダが腫れてむくんでいるふっくらだとか。

まぁ当然、平均寿命は短く、女性は28歳で男性は35歳。

みんな、若死に。

死因の多くが栄養失調が原因の結核、脚気。

やはり病的な色白美人よりも、健康的な小麦肌の方がイイ。

ヒトの祖先がまだサルだった頃の名残り。

生後4ケ月までの赤ちゃんは、まだ首がすわっていません。

で、急に頭が動かされたりすると、両手を広げて何かにすがろうという姿勢をとります。

これは、ヒトの祖先がまだサルだった頃の名残り。

ヒトの祖先は地上ではなく、森の木の上で樹上生活をしていたと考えられていて、その時赤ちゃんは母親に抱っこされて生活していました。

もし誤って手が離れてしまえば、落っこちて死んでしまいます。

そこで、体勢が不安定になり落ちそうになると頭が急激に動きます。

それに反応して、まわりのもの、この場合は母さんに反射的にしがみついて、危険を回避するという説なのです。

驚愕(きょうがく)反射、もしくは発見した学者の名前をとって、モンロー反射と言います。

生後4ケ月までの赤ちゃんにはもう一つ樹上生活に必要だった反射が見られます。

それは何かというと、手のひらに何か当たるととっさにそれを握るという反射です。

把握反射と言います。

もうお分かりだと思いますが、母親の体や木の枝などをとっさにつかむことで、転落を防ぐためなのデス。

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