誰が買う?

公共投資のひとつ(海に橋をかける)最近新聞をにぎわしているGNP(国民総生産)、簡単に言えば、日本人が使ったお金の総額のコト。

経済って、みんながお金を使えばよくなりマス。

日本では、GNPの60%が個人の消費、20%が企業の設備投資。それだけで80%。

残りの15%くらいが公共投資で、残りの5%は輸出。

まぁ、わかりやすく言えば60%を個人が買って、20%を企業が買う。

そして15%を政府が買って、5%を外国人が買う。

だから、景気がよくなるためには誰かが買わなければいけないってコト。

たくさん買えばそれだけ景気がよくなる。

「皆さんが買わないんだったら、私だけ買おう」という人はいない。

日本人って、どうも横並び。

そうでないと安心できない。

で、個人消費はダメ。

モノを作っても誰も買ってくれないとなると、企業は設備投資をしなくなる。

外国人は買ってくれる?イヤ、もう日本はただでさえ外国でモノを売りすぎている。

じゃあ、残っているのは政府しかいない。

だから政府がお金を使って、セメントや鉄を買って道路や橋をつくるのデス。

こんなことを昔々、野村総研の主任研究員のリチャード・クーさんが言っておりました。

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