ミヒャエル・トーネットの椅子 「14番」

うちの待合室のイス名作の椅子といわれる作品のほとんどは20世紀に生まれているのですが、中でも、「これを越えるものはない」という椅子が1850年代に生まれました。

どんな椅子か。

デザイナーのミヒャエル・トーネットの「作品 14番」まるやまファミリー歯科の待合室にも同じようなイスがあって、確かにどこにでも見かけるタイプ。

これは、日本のメーカーがマネて作ったモノ。

トーネットの「作品14番」は、シンプルなデザインで誰にでも好まれて、1859年に発表されて以来、150年経った今でも製造され続けています。

当時のイスって、注文を受けてから職人が生産するのが主流だったのですが、産業革命で人口が都市に集中したので、トーネットは大量の既製品の家具が必要と考えた。

それで、誰も見向きもしなかったブナの木を細長い棒状にして、蒸気熱を加えて乾燥させることで、丈夫なパーツに変えた。

それをパーツに分けて大量輸送を可能にしたそうです。

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