コカコーラ①
【続きです】
80年代後半、「I feel Coke」のCMは
テレビをつければどの局でもやっていま
した。
1987年は日本人の一人当たりのGDPが
世界一だった頃です。
あのバブル期デス。
世界のお金がアメリカから日本に持ち回
りで回ってきた頃。
その頃浮かれていた大人たちは、数年後
まさかバブルがはじけて世界のお金が
中国へ移動するなんて夢にも思っていま
せんでした。
「I feel Coke」は竹善さんのSoulfulな
歌声で始まり、松本孝美さんの輝く笑顔
で終わる。
この短いCMの中にあの時代のフンイキ
が全て詰まっている気がします。
バブル時代のファッションやライフスタ
イルって、今見るとフツーはダサく感じ
るもんだけど、これはモデル達の着こな
しやCMディレクターの演出が抜群だか
ら、時代を越えてカッコイイ。
今の若い人たちは信じられないかもしれ
ませんが、当時とても日本中が生き生き
キラキラしていました。
明日は今日よりももっとよくなるし、
頑張ろう!そんな時代でした。
コカコーラ②
ワタクシも大学時代をその頃過ごしてい
たワケですが、「何で大学ってこんなに
自由で楽しいんだろう。大学生ってええ
なぁ」といつも思っていました。
でも今考えてみれば、たまたまバブルの
渦の中にいただけで、渦の中にいれば外
の世界なんて何も見えません。
大いなる勘違いでした。
外に出ればタクシーや公衆電話に長蛇の
列ができ、財布の中はパンパン。
バブルの時の初任給が2年目の社員の
給料を超えることもよくあった。
アンアンやノンノに対抗して、メンズク
ラブやメンズノンノが世に出てきて、男
の子もオシャレするようになったのです。
知人たちは親に買ってもらったスポーツ
カーとか高級セダンをフツーに乗り回す
し・・・。
医科大学や歯科大学の駐車場には、アウ
ディやベンツ、ポルシェ、BMW、
ゲレンデなどの高級車がズラッと、展示
されているように並んでいました。
何しろ、100万円預金すれば7万円の利
子がつく時代でしたから。
日本中が好景気に浮かれて地に足がつい
ていない、そんな時代でした。
赤名リカやカンチが出てくる「東京ラブ
ストーリー」を見れば、そんな時代を疑
似体験できます。
ここは一発、その時代にあやかってワタ
クシのケータイの着メロも「I feel Coke
」に変えてみようか。
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