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やる気がおこりません。

歯医者をやっていると、子どものお母さんと世間話をすることがあります。

たまに子どものことも話題にのぼります。

「うちの子は勉強のやる気がなくて困るんです。」と振られます。

そんなプライベートなことをワタクシに振られても困るんだけどなぁ・・・・。

ワタクシはただの歯医者で・・・。

でも尾木ママだったらきっとこう言うと思う。

「子どもにまかせてみては?」「勉強しなさい!宿題をちゃんとやりなさい!」といった命令口調や口出しを一切やめて、全部任せるのです。

まぁ、無言の行というか・・・。

楽しい会話はたくさんして、子どもが言っていることにはよく耳を傾ける。

でも命令口調は一切しないと決める。

ごう慢に親がカッカきて子どもを責めると、子どもはますます「やる気」を失います。

ろくなことがない。

親はそのことに気づいていないことが多いのです。

一時的には子どもの成績は悪くなりますが、無言の行を続けていると子どもは必ず、少しずつ、自発的に勉強を始めるようになるものデス。

あとは母親がリビングのテーブルで自分の勉強している姿を見せることかなぁ。

まぁ、そんな感じ。

ねむっている間に脳にたまったゴミを片付けます。

「ホントに寝ないなぁ。もういい加減寝ろよ!」と、子どもが寝ないのをヤキモキしている父さん、母さん方がおられると思います。

ウチもそうですが・・・。

かつて、「8時だヨ!全員集合」というドリフターズの人気番組がありました。

番組の最後に、加藤茶さんが「お風呂、入ったか?」とか「歯、磨いたか?」とか言っていたのは、子どもは夜9時には寝るのが当たり前だったからです。

子どものうちはきちんと睡眠をとらないと大脳の発達をじゃましてしまいますし、脳の発育が鈍ります。

脳科学者のあるエライ先生がおっしゃってたのですが、意識は「ある」というだけでゴミが出るんです。

眠っている時間ってのは、そのゴミを片付けている時間なんです。

覚醒剤って、寝ないで済むような薬だけど、こんなものを使っていると、絶対脳が壊れます。

とにかく、子どもは眠らないと壊れてしまいます。

北の国がミサイルを・・・

一昨日の朝、北の国のミサイルが北海道の上空を飛んで、襟裳岬の東の海に落ちました。

日本中で大騒ぎです。

昔のように刀やナイフで殺し合いをしている時には、直接抑止力が働いていました。

目の前にいる敵を刺せばその感触が手に伝わって、そして血しぶきが自分にかかり、敵は目の前で倒れていく。

それに直面することを恐れるから、どんどん兵器には直接手を触れずに間接化していきます。

その結果、武器による被害の規模が大きくなって、ミサイルのような兵器に・・・。

まったく、困ったものです。

北の国は一神教の宗教国みたいなもの。

一神教の欠点というものを世界はこの150年で嫌というほど味わったはず。

そんな世界にはならないでほしいものです。

男もいれば女もいる、両性もいる。

そんなんでいいじゃないですか。

ネズミはネズミ算式にどこまで増える?

ネズミはネズミ算式にどこまで増えるか、実験した人がいます。

ある限られた空間でネズミのオスとメスをつがわせると、まさにネズミ算式にどんどん子どもが増えていきます。

ところが、あるところまで増えるとバタバタ死に始めて、増加が止まってしまったのデス。

死んだネズミを解剖してみたら、膵臓が大きく膨れたり、副腎など内分泌系がやられていました。

ストレスが原因でした。

狭い空間に一定数以上のネズミを入れておくと神経系がやられて、生きてゆけなくなるのです。

心とカラダは神経やホルモンでつながっています。

ストレスは溜めたくないものデス。

歯みがきで届かないところはフッ素で・・・。

 フッ素「前歯のムシ歯予防には歯ブラシの効果は大きいけど、毛先の届かない大臼歯の裂溝部のムシ歯予防には、歯ブラシの効果は小さい」という研究報告があります。

時代や地域で異なりますが、コドモのムシ歯の8割は臼歯部から発生します。

つまり、歯ブラシの毛先が届かない部分から発生するということ。

歯ブラシの毛先が届く部位には限界があるけど、フッ素は歯の溝や歯と歯の間に行き届きます。

それで予防効果が発揮できるのです。

でも一番大切なのは、生活習慣。

いくらフッ素を塗ったって、甘いモノを食べた後、歯も磨かずにそのまま寝てしまう生活を繰り返していたら、いくらなんでもあなた、ムシ歯のバイ菌たちは喜んで、仲間を呼んできて一緒に歯を食べ始めますからねぇ。

ゾウガメの脱走、見つけたド。

先日、全国ニュースになった話です。

岡山県の渋川動物公園から、ゾウガメがゆっくり脱走しました。

園長さん自ら、ポケットマネー50万円を賞金として発見者に出すと公表。

皆さん探し始めて15分後に、ある中学生とそのお父さんが快挙。

近くの茂みで休んでいるカメさんを見つけました。

園長さん良し、発見した親子も良し、そしてテレビニュースを見た皆さんも心温まったので、これまた良し。

近江商人の三方よしデス。

まぁ、子供はそもそも、まわりの人を元気づけてくれるヒマワリみたいなもの。

大人も時には童心にかえって、一緒に楽しむ余裕を持ちたいものデス。

ゾウガメを見つけたこの親子、そしてそうでなかった子供達も、ホントいい夏休みだったなぁと思いました。

”食後”は、「食後30分」が目安。

具合が悪い時には、近くのクリニックに行きます。

すると、先生が診断してくれて、薬をくれます。

これが今は一般的。

ムカシの先生は診断後、一発ブチュとお尻に筋肉注射をしてくれたものですが・・・。

これは効果テキメンでした。

ところで、歯医者さんでもクスリを出します。

処方箋には「食後」と書いてありますが、クスリを飲む「食後」って、食べてから何分後と聞かれたことがあります。

「食後」ってのは、だいたい「食後30分」。

30分というのは、食べ物が消化される時間の目安。

食べた直後に薬を飲んでしまうと、胃の中にまだ未消化の食べ物が残っているので、それに薬が混ざってしまいます。

すると、クスリが溶けきれずに食べ物といっしょに小腸へ運ばれてしまい、その成分を胃から吸収できなくなるのデス。

”食べたらすぐ磨こう”運動は、50年以上も前に・・・

”食べたらすぐ磨こう”運動の目的は、たいして歯を磨かなかった当時の日本人に歯磨き習慣を定着させることでした。

運動が始まったのは、50年以上も前。

当時はツバの効果やムシ歯のホントの原因がわかっていませんでした。

そのため、学校の先生も歯科医師も食後すぐに歯を磨くことが正解だと信じていました。

でも確かに、この運動のおかけで日本人に歯磨きの習慣が定着しました。

その後ツバの効能への研究が進むと、食べてすぐ歯磨きをするのは、せっかくのツバをムダにする行為だということがわかってきました。

糖分を取った瞬間から口の中は酸性になって、歯の表面のカルシウムやリンが溶けます。

まぁ、穴があき始めるということ。

でも、ツバがあればその穴を30分以上かけて埋めてくれるのです。

これが、食べた後すぐ歯を磨くなという理由。

にもかかわらず、日本人だけはこれまで同様、食べたらすぐ磨く習慣を続けてきました。

まぁ、見直した方がいい習慣も結構あるということデス。

舌は宙ぶらりん

アインシュタイン歯の治療をする時、舌が時々動きます。

でも大丈夫。

動いても、決して傷つけることはありません。

そのようなやり方でやっています。

舌ってのは、大きな筋肉の塊です。

例えば、手や足の筋肉なら両端が骨にくっついているので、カラダを動かせば連動して動きます。

ところが舌は骨にくっついておりません。

だからカラダの中で宙ぶらりんで、ブラブラしています。

こんな筋肉は舌だけ。

そんな舌は、使わなければ衰えてしまいます。

元気な高齢者の舌はよく動くのですが、寝たきり高齢者となると舌はほとんど動きません。

口腔ケアをしている歯医者の先生や衛生士さんがよく言っていることなのですが、舌の筋肉をほぐすと舌がよく動くようになって、食事に意欲が出てくるらしいのデス。

勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし。

夏の甲子園ワレワレ大人のお盆休みも終わり、生活も日常に戻ってきました。

でも、夏の甲子園では高校野球真っ最中。

勝ったチーム、負けたチーム、イロイロありますが、勝ちゲームってのは運や勢いなどの不確定要素が多すぎるので、分析するのは意外と難しい。

逆に、負けゲームってのは敗因がはっきりしているので、分析しやすい。

9回で140球の球を放ったとして、その140球を1球ずつチェックしていけば、必ず失投があってエラーもあります。

失投もエラーもないのに負けてしまうことなど、原則としてまずありません。

そして、一つの失投や一つのエラーがその後のゲームの流れを左右するのデス。

ワレワレ歯医者の仕事もこれと同じ。

他人の成功談から何かを学ぶってのは意外と難しくて、それよりも他人の失敗の原因を徹底的に分析して、なぜ失敗したのか、どの場面で失敗したのかを探すといいのデス。

まぁ、いわゆるカケゴトで言う、逆張り。

失敗には必ず原因があってそれをしなければいいのデス。

勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし、ということデス。

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