評論家の田原総一朗さんと、大前研一さんの会話です。
昔、鄧小平は「カゴから鳥を出したら、中国人は世界中に飛び散ってしまって大変だ」と言いましたが、日本人はカゴはすでに無くなっているのに飛ばない。
カゴがあったところにじっとしている。
これは世界でも珍しいことです。
なぜ日本人は飛ばないんですか?——文部省の勝利でしょうネ。
教育ですか?——そうです。
要するに、先生に言われた通りにしかやらない。
政府が「さぁ、飛んで下さい」と言うまで待っている。
言われればワッとみんなで一斉に飛び立つのでしょうが、政府が自分の首を絞めるようなことを言うはずもありません。
以上、日本人の国民性を表したオモシロイたとえ話でした。