桃太郎理論というのが世の中にあって、
コレ何かというと、おばあさんがある日
川に洗濯に行くんですよ。すると上流か
らどんぶらこ、どんぶらこと大きい桃が
流れてくる。で、それを拾っちゃう。
これは、明らかに異常行為。フツーは拾
わないですよ。でもこの婆さん、拾うど
ころか、割っちゃった。
多分、アレがチャンスの本質。
大体みんな、一生のうち何回も、どんぶ
らこどんぶらこと流れてくる桃に遭遇す
るんですよ。
でも、あれはちょっと拾っちゃあダメだ
よなって。桃太郎のおばあちゃんだけが
拾うんですよ。
川で洗濯してたのは、あのおばあちゃん
だけじゃなかった。たくさんの女の人も
洗濯していたけど、みんなスルーしてる
んですよ。
「うわぁー、何だアレ?」「ヤベーもの
見ちゃったよ!」「怖え~!」
洗濯に集中しているヤツとか、怖がるヤ
ツとか、あと信用しないヤツとか。
自分の見ているものをね、有り得ない、
有り得ないって。
桃に遭遇して、それはチャンスなんです
けど、それを拾うか拾わないかが運をつ
かむかどうかの分かれ目になることがあ
るんですよ。拾えばそれが何か縁になっ
て、いいことが起こるかもしれませんし
、悪い物であれば縁を切ればいい。身の
周りに起こることって、殆んど皆同じく
らいの確率だと思いますよ。
チャンスをつかむ為には、いつ桃が流れ
て来てもいいように、全身にアンテナを
立て、いい準備をしておかないとね。