カタールで開かれているW杯で、日本が
ドイツ・スペインを破ったというニュー
スが、中国でも大ニュースになりました。
中国メディアは速報で日本を称賛し、
SNSは歓喜の声であふれたとか。
でもなぜ中国人がそれほど日本を応援す
るんだろう。
そこにはちょっと意外な理由があって、
実は中国人もサッカーが大好きなんです。
SNSでは「日本、勝った!」「ただただ
羨ましい・・・」などの投稿があふれた
らしい。
中国はアジア最終予選で敗退。
実はサッカー好きは中国の国民性。
パブなんかの飲食店では、サッカーにつ
いて語れない男は「お前、男じゃねぇ!
」という目で見られる。
こんなサッカー好きな国民なのに、応援
しているのは自国のチームじゃなくて、
他国のチーム。
テレビでカタール杯を見ていると、応援
する人々はマスクを着けていません。
自分たちは集まってテレビ観戦すらでき
ないのに、「オレ達、彼らと同じ地球上
にいるのに、何で閉じ込められてんの?
」。
W杯を見て、自分たちがいる世界が外の
世界と全く違うことを改めて認識するの
だ。
じゃあ、中国と日本のサッカーの差はど
こにあるのか。
多分この差は、国と国のそのものの差、
社会の体制の差、コロナ政策の差。
ゼロコロナ政策で自宅に閉じ込められる
人々の窮状と、渋谷のスクランブル交差
点でドイツ・スペイン戦の勝利を祝う日
本人の笑顔の差ではないかと思ふ。