ワタクシが学生の頃の駿台・河合塾・
代々木の三大予備校は、店舗型の予備校
でした。
だから収入には上限がありました。
最も条件が悪いのは、個別指導・家庭
教師。
収入には限度があります。
一人の生徒だけからお金をもらうしかな
いんです。
一人が複数教室を持ち、大教室で教えら
れるようになったから、駿台予備校は
強かった。
家庭教師や個別指導を経て、大資本を
投入して大教室をつくることで、大人数
で大人気講師でワーッと盛り上げた。
私が昔お世話になった京都のS台予備校
は、英語の表、数学の青塚の2枚看板
講師で生徒を集めていました。
ところが時代が変わって、そこに東進ハ
イスクールがやってきた。
東進がやったのは、ビデオオンデマンド。
つまり、1回つくった講師のビデオを
何度も何度も見れるようにした。
そしたら収入が無限に入り続けた。
「今でしょ!」の林先生の授業が見たい
って東進ハイスクールに入れば、何万人
いたって同じタイミングでその授業が
見られるんです。
そういう時代が来ました。
何人も先生がいらないんだから、たった
一人の有能な先生がいたら、動画配信を
して、何万人も見れる。
商品を一本一本売っています。
その典型がYouTube。
逆に、時間制限があったのがテレビ。
1回放送されたら終わり。
でもYouTubeは動画が回り続ける限り、
ずっと収入につながる。
これが上限のないビジネスモデル、つま
りデジタル革命だ。
これに若者が飛びついた。
好きなモノを好きな時に見れる。
お笑い芸人とYouTube芸人では、全く
ビジネスモデルが違います。
TVに出ている人は1回の出演料をもら
うビジネスモデル。
YouTube芸人は1回つくった動画を上限
のないお客さんに届けるっていうビジネ
スモデル。
YouTubeがビジネスモデルを根底から
変えたんだ。