太陽に向かって跳ぶんだよ

歯医者をやっていると、初めて歯医者さんにやってきたチビッコ、お口をあけてくれないことがよくあります。

そんな時には、チビッコの目線よりも下の方から語りかけるようにしたり、お母さんと仲良くなっておチビさんに安心感を与えたり、時にはお話してお口をあけてくれるまでねばったり、アンパンマンに登場してもらったり・・・まぁ、イロイロやるのですが。

ワタクシの性格上、おチビちゃんをユニットに縛りつけて無理やり口を開けさせるなんてことは、とてもとても・・・。

ところで、子供を励ます時、どんな言葉を贈ればいいか考えることがあります。

旅立つ子、再起をかける子、新しい環境になじめない子、初めての崖っぷちに立ちすくむ子・・・・。

まぁ、イロイロですが、その不安げな細い肩にどんな言葉をかけてやればいいのか。

19世紀末のアメリカ、教師だったアフリカ系アメリカ人のある母親は、8人の我が子たちにこう言ってました。

「太陽に向かって跳ぶんだよ。太陽には届かないかもしれないけれど、少なくとも地面から離れられるよ。」その母親とは、5番目の子が後に作家になったゾラの母さんデシタ。

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