いろんなところに歯科検診に行くと、
子ども達は体育座りをして順番を待って
います。
ワタクシが子どもの頃もその座り方だっ
たんだけど、今もまだそうなんだなと
思いました。
この体育座りというのは、ご存じの通り
地べたに座らせる時に両ヒザを両手で
抱え込む座り方。
実はこの座り方、上の立場の者が下の
立場の者をカンリ、コントロールしやす
い形なのです。
政治権力が国民をコントロールしようと
する時、「権力」はまず身体を狙うと
言います。
ところで、両手を組ませるのは手遊びさ
せないためだし、首も左右にうまく動か
ないので、注意散漫になるのも防げる。
それに胸を強く圧迫しているので、深呼
吸ができず大きな声も出せない。
まぁ、子どもたちは自分の手で自分を
縛っているので、文字通り手も足も出な
いというワケだ。
いやあ~、これなら管理しやすい。
先日、テレビのニュースを見ていたら、
広い場所で大人も子どももフツーに体育
座りをしていました。
ただ、かなり年上のお年寄りの方はして
いませんでした。
何でだろう?と考えて、ちょっと調べて
みたら、実はこういうこと。
1958年に文部省は「戸外で生徒を座らせ
る際にはこの体育座りをとらせることに
した」と書いてありました。
つまり、大年寄りの方々はこの座り方を
子ども時代習っていなかったのだ。