銀歯の窓口料金が高騰。奥歯を保険で白い歯に・・・。

カド・カムシステムでつくった奥歯(上から見た)

横から見た

 

7月になって、歯科の保険点数が一部、
変更になりました。

患者さんに関係している部分では、銀歯
の窓口料金がかなり上がったということ
です。

銀歯は12%の金が含まれていて、そこに
硬い銀とレアメタルのパラジウム、その
他少々を混ぜて作られる、日本が世界に
誇る精度の高い金属です。

何で銀歯の窓口料金が高くなったのかと
いうと、2018年の暮れあたりから世界
中でパラジウムの価格が急騰したから。

グラムあたり、プラチナの価格を抜いて
金の価格にも迫ろうという勢いです。

1年前に比べて、2倍の値段で取り引き
されるようになった。

何でパラジウムが高くなったかというと
、パラジウムは自動車の排気ガスの有害
物質を取り除くための触媒として使われ
ています。

パラジウムを触媒に使えば、CO→CO2
に、炭化水素を水に変換できる。

まぁ、中国でクルマが増えていますから
ねぇ。
不足するのもワカル気がします。

また一説によると、パラジウムはロシア
と南アフリカ共和国で全産出量の85%
を占めています。

そこでアメリカがロシアに対して政治的
制裁を加えた。

それがロシアのパラジウム産出にエイ
キョウを及ぼしたと言われています。

いずれにせよ、患者さんは世界経済の
エイキョウを受けているワケだ。

だけど、暗いニュースもあれば明るい
ニュースもあります。

国もそのことを考えてか、歯科医師会が
頑張ったお陰か、歯の配置によってデキ
ル・デキナイはあるのですが、保険内で
奥歯に白い歯を入れることが可能になり
ました。

自費の材料よりも素材の質は落ちますが
、まぁ、そこそこ白くデキル。

カドカムシステムといって、IT技術を
使って歯を作るんです。

まるやまファミリー歯科でもやって
います。

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