カエルに歯はあるんですかと聞かれた
ことがあります。
まぁ、答えは、あるものもいれば無い
のもイル。
歯のある連中は、上あごに櫛のような
小さな円錐形の歯がびっしり並んで
います。
顎の骨の端っこに並ぶ歯で、これは
「顎骨の歯」と呼ばれています。
でも、下あごには歯と呼ばれるものは
ありません。
研究によれば、昔はあったけど、必要
ないのでなくなったらしい。
生物は必要のないものはつくりません
から。
カエルは通常エサを丸呑みするので、
カエルの歯は主にエサを口の中で押し
つぶすためや、捕らえておくのに使わ
れます。
ただし、ヒキガエルやガマガエルと
呼ばれる種のカエルには、歯はひとつ
もありません。
ところで、歯医者が言うのもなんです
が、上下歯全部なくてもモノを食べて
いる人はいくらでもいます。
食べるだけならいくらでも食べられる
のです。
歯ぐきですりつぶすか、呑み込む。
進化の過程でまだ歯が登場していない
時代には、みんな丸呑みしていました
もの。