診療台に座るなり、「心臓がドキドキ
してきた。」というチビッコの患者さん
がたまにいます。
気持ちはわかります。
ワタクシも初めてのところは、ドキドキ
しますもの。
ところで、この“ドキドキ”ってのは「い
われ」がありまして、太古の昔、野生時
代、ヒトは敵に遭遇した時、脳の指令で
心臓の鼓動を早くして・・・まぁ、ドキ
ドキさせて、いつでも動けるようにカラ
ダを準備させていたのデス。
どうやらその名残りでワレワレは緊張す
ると心臓がドキドキするらしい。
この指令は脳が勝手に出すものなので、
自分の意思で左右することはできません。
でも、ただ1つだけ方法があって、それ
が深呼吸。
よく走り幅跳びの選手が走り出す前に
深呼吸しているのを見かけます。
あと、ラジオ体操の終わりの部分で、
腕をぐるっと回して下ろして深呼吸。
これもドキドキが止まります。
ラジオ体操って、よくできた体操だと
思う。