今年道新からもらった6月のカレンダー
を見ていたら、鳥の写真が目に留まりま
した。
羽根がまるで腕に見える(写真)。
小さい頃、ワタクシの実家の近くには
雑木林があって、朝は鳥のさえずりで
目が覚めました。
その頃は、小鳥が楽しそうに遊んでて
いいなぁとのん気に思っていました。
鳥のことを深く知るようになると、自然
界では全ての生物が生存競争しているこ
とがわかりました。
例外はありません。
だから、小鳥はさえずりを楽しんでいる
のではなくて、自分の縄張りに他の小鳥
が入ってこないように警告を発していた
のです。
ビックリしました。
巣のヒナを育てるには、大量のエサの虫
が必要。
そのためには一定の面積(動物の世界で
は縄張りといいます)を占有する必要が
あります。
もしも共有したら、エサが不足してしま
う。
だから楽しそうに一緒に飛んでいるよう
に見えたのは、実は縄張りに同種の他の
小鳥が侵入したから、激しく攻撃して
追っ払っていたのです。
動物の世界では、口を大きく開ける個体
ほど強いと言います。
小鳥も、ピーチクパーチクじゃなくて、
トラやライオンの「ガオー!」という唸
り声のひとつでも持っていれば、誰も縄
張りに入ってこないのになぁと思いまし
た。