ある人の言ってた話です。
結婚を機に賃貸マンションに引越した
カップルがいました。
最初は仲がよかったんだけど、暮らして
いくうちに険悪になって、一緒にいると
気分が悪いからと言って、半年後に別れ
てしまった。後になって、昔ムカシ、
そこの地名が「蛇塚」ってのを聞いた。
昔は沼があって、それを埋めた。
その時にたくさんのヘビが死んだ。
だから塚を作ってタタリをなさないよう
にした。そんなところは地価が安いので
賃貸マンションなんかが建ってしまう。
信じる人は信じるし、信じない人は信じ
ないんだけど、沼地にはやはりそれなり
の「いやな感じ」ってのが漂っています。
でもそこで暮らしていかなくてはならな
いとなると、その「いやな感じ」を感じ
ないですむように、身体感受性をゆっく
り鈍感にしてゆかなければなりません。
でないと気分が悪くなる。
でもその結果、デリケートなシグナルに
反応しない人間になってしまうんです。
結果的に人間関係がだんだん悪くなって
いく。で、離婚というはめに。
まぁ、「ヘビのたたり」で離婚したワケ
じゃなく、「いやな感じ」がするところ
に長くいると、人間はそのカンキョウに
順応するために身体感受性や人間関係
能力を下げて対応するから、やっぱりお
かしくなるらしいのデス。