10年以上前に買ったユニクロのフリース、今も2枚重ね着しています。
だいたい、服の産業ってのが戦後日本の産業を引っぱってきてて、今では考えられないケド、昔は東洋紡とかカネボウとかいった会社が人気でした。
まぁ、繊維産業が発展途上の日本を支えていたワケです。
この前、ジャーナリストのT・総一朗さん(仮名)がユニクロの社長Y井正さん(仮名)に、「なぜ、ユニクロだけうまくいっているの?」と聞いてマシタ。
で、ユニクロの社長、まずひと言、「当たり前だ」 と。
「繊維産業ってのは、経済発展のある段階で成長する産業。日本は繊維産業が発展する段階をとおの昔に過ぎている。
だからユニクロは全部中国で生産し、日本で売ってきた。
ところが中国経済がだんだんよくなってきた。
当然人件費も高くなる。そこで今度は、生産拠点をバングラディッシュに移した。そして今度は中国でユニクロの製品を売るようにしているのだ」 と。
なるほどね。川上から川下に生産の拠点を移すというコト?ということは、バングラデッシュの経済がよくなってきたら、今度はもっと人件費の安いミャンマーかどこかで作るんだろうか。