乳児院の子ども達甘いものを食べるとムシ歯になるといいます。
が、そうとも限らないのです。
公的な福祉施設に収容されている子どもたちがいます。
そうした子ども達の中に、まったくムシ歯がないという例が多いという事実があります。
早寝・早起きを習慣としている。
食事も規則正しくしている。
歯を磨くのは朝の1回ダケという生活ですが、そうした子どもたちの中に全くムシ歯がないという例が極めて多いのです。
イギリスやドイツでも同じような報告があって、生活が規則正しく習慣づけられている保育園や乳児院の子どもたちは、ムシ歯が全くない、ゼロの状態なのです。
ところが、です。
そうした子どもたちがたまたま里子に出されて養父母のところへ預けられると、たちまちムシ歯になるということもわかっています。
規則正しい生活をすると間食しなくなるので、ツバが上手に口の中をパトロールし、ムシ歯の穴の掘れたところをまた埋め直してくれることもわかっています。
ツバがキーマンなのです。