患者さんに歯周病の話をする時、歯周病って細菌が骨を食べて歯の支えがなくなるもんだから、ぐらぐらして、放置するとそのうち抜けていく病気だと言っています。
でもこれはわかりやすく言っているだけで、細菌がホントに骨を食べるのかどうかわかりません。
骨に言わせれば、「何言ってんだ。細菌がオレの端っこに感染したもんだから、自分を感染から守るために感染した骨をちぎっては投げ、ちぎっては投げ、自分の身を守っているんだ」と言いそうです。
でも現場では、骨が溶けたように見えます。
真実はどうであれ、歯周病の治療は、細菌を一匹でも二匹でも取り除くところからスタートするのです。