あるスウェーデン人がはじめて日本に来
て、スズメを見た際、
『何!あのプクプクした鳥は?日本は鳥
すらも異常なの?』と驚いた。まず驚い
たのはそのサイズ。体長約15センチ程度
でホオに黒い斑点が特徴的。
日本のスズメは海外のスズメに比べると
カラダが小さく愛らしい印象を与えるの
だ。『日本のスズメはみんなと一緒に行
動するのね。わたしの国では見かけない
行動だわ。』と群れをなして行動する姿
や水浴び・砂浴びをする姿などにも驚い
た。
しかしこれだけではナイ。日本のスズメ
はアブラムシやカメムシなどの害虫を食
べてくれ、日本の農作物を守っているこ
とや、縁起のいい鳥、家庭円満や商売繁
盛の象徴に感動した。そんなスズメが近
年、の環境の変化が原因で激減。50年
で何と、10分の1になっているのだ。
ってな話を誰かがYouTubeでアップし
ていました。これじゃあ情報が足りな
ので、もうチョット付け加えます。
まず、スズメはヒトの居る所で子育てを
るんですよ。天敵から身を守る為です。
天敵にはヘビ、カラス、イタチなどがい
ます。昔はヒトも天敵でした。スズメを
焼き鳥にして食っていましたからねえ。
スズメは年間を通して同じ場所に留まる
んです。だいたい25㎞以内。
これを実験した人がいて、新潟県で印を
つけて放置したスズメ5700個体のうち
7個体が岡山県で、3個体が高知県で回
収されたんですよ。だからスズメは生ま
れてから遠くまで旅をしない。
そして、スズメは日の出の5~10分前に
目覚め、チュンチュン鳴き始めるんです
。これで田舎の人は目を覚ます。晴れの
日にはそろって鳴くので『スズメが朝か
ら鳴くと晴れる』と言われるんですよ。
スズメは夕方、大軍になって木に泊まり
、集団になって眠る。みんなで一緒に寝
ることでキケンをいち早く察知すると、
直ぐ逃げられるから。
スズメは稲や果実を食べることから害鳥
と思われることがありますが、夏場は稲
の害虫を食べてくれます。メリット・デ
メリットを考えたら益鳥か。
中国でスズメを駆除したらムシが増えて
米が不作になったと、この前、中国のニ
ュースでやっていました。スズメも生態
系の大切な一員なんですよ。
自分の利益の為に相手をやっつける。共
存を考えない。まるでその方の国の
共○党と一緒だなあと思いました。