以前、イオンに入っている「ビリッジ・ヴァンガード」というお店の中をブラブラしていたら、『東京R不動産』という本を見つけました。
この本を書いた不動産屋の社長さん、自分たちのオフィスを探すために、たくさんの不動産屋を回った。
しかし、なかなか理想とする空き物件が見つからない。
半ば呆れ顔の不動産屋が「もう、こんな残りモンしかないよ」とファイルの底から抜き出してきた物件が、ジャストミート。
素晴らしい物件でした。
「僕たちが見てグッとくる物件と、フツーの不動産屋が言う”イイ”物件には、大きな隔たりがあるのだ。とすると、東京には魅力的な物件がまだまだ日の目を見ずに眠っているのではないか」ということで始めたのが、東京R不動産。
ここではちょっと風変わりでクセのある、でも愛すべき物件が集められています。
不思議な物件にはやはりストーリーがあるのデス。
うちの歯科の入っているビルの4階の窓際のお部屋が、まさにそれでした。
アメリカ帰りの女性が部屋中を赤・緑・黄のペンキを塗って、アンティーク調の部屋に作り変えた。
その人が退去した後も、若者が次から次へと自分なりに作り変え、自分の棲家にしていました。
あの部屋はホントウに不思議な部屋でした。