本物のガン細胞学生の頃、口腔外科の教授がガンについて、授業でこんなことを言っていました。
「君達が将来開業するにしても、口の中の本物のガンに出合うのは、一生に一回あるかどうかだ。それほど少ないんだよ。」患者さんは、できものができて何日も腫れがひかないのでガンかもしれないと心配されることがありますが、口の中にできるそういうものは、ほとんど炎症です。
炎症というのは、例えばバイ菌が感染したとして、それをカラダが何とかして防ごうとしている一連の防御反応なんです。
目に見えるのが腫れ・発赤、目に見えないのが痛み・熱感など。
本物のガン細胞ってのは、人体の正常細胞がちょっと変異して生まれて、「周囲の正常ソシキにじわじわ湿潤して、遠く離れたソシキに転移する」性質を持っています。
そして人体を殺すまで増え続け、人体とともに自爆してゆく。
まぁ、自爆テロみたいなもんです。