親離れの年頃
久しぶりに母さんに連れられて来る
小・中学生の患者さんを見ていると、
随分成長したなぁと思います。
以前、”こども、コドモ”していたのが一転、
背も伸びたこともあり、大人っぽくなって、
歯医者さんちに戻ってくるのです。
ところで、まだ小さい幼児期は
親のエイキョウをたっぷり受けますが、
小学生の時期になると先生からエイキョウを受けます。
それが中学生にもなると友達や先輩のエイキョウを受け、
そして高校生にもなれば年齢の近い周囲の人たち
のエイキョウを受けるようになります。
だんだん親からの影響力が小さくなっていく。
寂しいものですが、これは親離れ。
健全な心の成長。
危なっかしくて見ていられないと思っても、
そこはグッとこらえてただ見守るしかありません。
まぁ、「親」っていう字は
「木の上に立って子どもが行って
帰ってくるのをじっと見ている」
と書きますからねぇ。
子どもが親離れしようとする時には、
親は追いかけずに
しっかり見守ってあげたいものデス。