これまでの歯科では、材料を中心にした治療を行ってきました。
でもそうではなく、自己治癒力を持つ細胞が足りないから入れましょう、というのが再生治療。
ムシ歯になって痛くなれば、歯ズイを抜かなければなりません。
でも神経はあった方が絶対イイ。
神経を抜いた後ワレワレは、バイ菌が増えないようにクスリを詰めるのですが、再生医療が臨床に応用されれば、詰め物の代わりに細胞薬を入れるだけでいい。
神経の代わりをしてくれます。
歯周病で骨がなくなれば、新たに開発した細胞薬を入れてやれば骨を誘導できるようになるかもしれません。
たとえこのような治療ができるようになっても、保険は効きません。
歯科の保険というのは、「必要最低限、咬めたらいいでしょ」というのが目的。
例えば、それば奥の銀歯だったら、「白い歯はゼイタク品。だからピカピカの銀歯でいいでしょ。
咬めるんだから」というのが、昔考えた官僚たちのイイ分なのです。