徳島県鳴門市折野は、昔「鬼野」と呼ばれていました。
そこに鬼骨寺というお寺があります。
鬼野に両親と子ども合わせて4匹の鬼が住んでいました。
鬼の両親が病気にかかり困っていたのですが、どうしても治らないので、島流しで土佐に行く途中の浄土宗の開祖法然に、鬼の子どもが助けを求めました。
そこで法然は南無阿弥陀仏のお経を子どもに教え、子鬼は急いで苦しんでいる両親の元で一生ケンメイお経を唱えました。
すると鬼は今まで人に危害を加えていたことをザンゲして、自害したそうです。
そして、その遺骨を持ち帰り現在の鬼骨寺に埋めたトカ。
今から800年前のお話です。
で、写真右側が鬼の歯。
歯医者の立場から言わせてもらうと、これは奥歯。
およそ人間の10倍。
この奥歯で人間が咬まれると、完全にかみ砕かれます。
ちなみに写真左下は子鬼の角です。
これらはあくまでも鬼の伝説なので、この話を信じるか信じないかは・・・・・。