待合室の「LET IT BE」
診療室の「アビーロード」LET IT BEのバッグが手に入ったので、待合室に置てみた。
ビートルズの「LET IT BE」は、年配の方ならよくご存知だと思います。
あのアルバムは実はレコーディングされておりません。
アレは、スタジオでえんえんとやっていたリハーサルなのです。
レコーディングだったらしっかりミックスまでやるんですが、ビートルズは誰もそれに手をつけておりません。
他人に任せてしまったのです。
「レット・イット・ビー」の映画もそう。
偉そうに仕切りまくるポール、そのポールにネチネチ言われて怒るジョージ、それをウンザリした顔で見るリンゴ、それを見ていながら全く知らん顔のジョン。
あれは、崩壊していくグループのドキュメンタリーなのです。
完成するまでビートルズは誰一人みていませんでした。
レコードも映画も同じことで、あの時期のビートルズは、興味がなかったのでしょう。
まぁ、崩壊していたということです。
だからあんなにファンの心を暗くするような映画になった。
でもビートルズが凄いのは、その数ヵ月後、大傑作「アビーロード」を作ってしまったこと。
(診療室の壁際に立てかけてあります)こんなバンド、解散して47年経つけど、二度とでて来ないだろうなぁ。