太陽のような恒星には寿命があります。
そしていずれ消滅します。太陽が消え
た8分20秒から地球は暗闇に覆われ、
気温も急降下していくのは想像できま
す。今見ている光は8分20秒前に太陽
から出た光ですからねえ。
現在の地球では光合成が生命の大部分
を支えていますが、光合成が出来なく
なった植物は1週間で朽ちてしまい、
植物に依存する生物も餓死してしまう。
野生の陸上生物は1ヶ月で絶滅するでし
ょうが、ゴキブリは生き延びる。
幸い地球には大気が存在するので、一瞬
で極寒になることはありませんが、太陽
消滅2か月後にはマイナス100度Cを下回
る。3か月もすれば、さらに温度は下が
り、空気中の酸素や窒素が氷となって、
生物を襲う。
さらに太陽の重力がないことにより、地
球は周るコトをやめ、一直線に宇宙空間
を突き進む。
でも、よく考えてみたら、太陽はあと50
億年持つらしいから、今から心配しても
なあ。それに太陽は無くなる前に、膨張
して赤色巨星になると言うじゃありませ
んか。それじゃあ、地球は吞み込まれて
しまうんじゃないかな。
すると、地球表面のほとんどは蒸発し、
地球を構成していた原子のほとんどは太
陽の質量放出に伴って、太陽周辺の星雲
へ取り込まれる。つまり、地球は蒸発し
て星間物質になるのだ。
まあ、いずれにしても地球がどうなるか
は誰にもわからない。数学ってのは頭の
中で理屈をこねまわして解を見つける学
問。そしてその導き出した解を実際にや
ってみて証明するってのが物理学。50億
年後に行って実験なんてできないから
太陽が消えたら地球がどうなるかは、予
測ができたとしても、実際誰にもわから
ないのだ。
まあ、いろいろ考えて来ましたが、実際
太陽は今のところ目の前にあるんだから
感謝しようではありませんか。